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ペトロール

中東 パレスチナ最新情報 中東担当 佐藤 真紀 佐藤 真紀 佐藤 真紀
2003年3月20日 更新

ヨルダンのイラク大使館にビザを申請に行った。何とかビザを取ろうとしているジャーナリストが次から次へと訪れる。でも、なかなか難しいようだ。日本のバックパッカーもいる。
「盾になるのですか」
と聞くと、
「いやー観光ですよ。ともかく見てみたいんですよね。」
という。

その中にスーダン人のグループがあった。あと2,3日もすれば戦争がはじまるかもしれないのにどうしてイラクに行くのか聞いてみた。
「仕事ですよ。タンクローリーの運転手をしています」
という。ヨルダンは石油のほとんどをイラクから買っている。半分は無償供与されているという。最近は、イラク・ヨルダン間の人の流れが止まり、国境はガラガラだが、タンクローリーだけは盛んに行き来している。

ペトロール(ガソリン)を運ぶタンクローリーペトロール(ガソリン)を運ぶタンクローリー

彼はスーダンからヨルダンに流れ込んで運転手の職に着いた。1ヶ月に7回往復して500ドルを稼ぐ。ヨルダン人の公務員が100ドルから200ドルに比べれば結構な収入だ。
「スーダンにいる家族に仕送りをしなければいけないので、生活はそれほど楽じゃないですよ」
戦争が始まったら?
「ないことを祈る。神のみぞ知る。」
彼は戦争が始まったら稼ぎがなくなってしまうことを心配している。
「しばらく仕事がなくなるから、何とかしてもビザを取ってイラクに行かないとね」
しばらく待っていると、係りの人がやってきてビザが発給されたパスポートを配る。スーダン人のドライバーは無事にビザをもらえてうれしそうだった。

ヨルダン人も戦争にNO!

ヨルダンではほとんどの場合デモが認められないのだが、この日は特別だ。シュメサーニ地区には、5000人の人たちがプラカードなどをもってやってきた。ゲバラTシャツを着た人たちとか、赤旗を振っている共産主義者。そして、コーランをかざすムスリム同胞団の人たち。本来まったく相容れない人たちが一緒になってデモをしている。

もっとも、反米という点では共通している。
「アメリカに死を、イスラエルに死を!」
「くたばれブッシュ!サダム万歳」
という過激なシュプレッヒコールも飛ぶ。ヨルダンの国旗とパレスチナの国旗そしてイラクの国旗がたなびく。
「私はサダムフセインは支持しないわ。でも、アメリカが攻撃したら多くの市民が死んでしまう。そのような戦争は許されません」
「日本の対応は非常に残念です。ただ、国民の8割は戦争に反対していると聞いています。」
デモは混乱なく平和的に終わった。多くのヨルダン人ももう戦争は避けられないと思っている。


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