アジア・中東・アフリカで活動する国際協力NGOです。
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現地ブログ from イラク

イラクウォッチ

イラクでは、現在も武装組織「IS」との戦闘が続き、たくさんの人々が住む場所を追われて「避難民」となっています。その多くは、子どもたちです。JVCは、現地NGOであるインサーンと協力して、キルクークに避難してきた子どもたちが安心して集まれる「居場所」を提供しています。このブログでは、インサーンによる現地での活動のことや、イラクに関連するニュースをお届けします。

2014年度イラク緊急支援の最終報告

JVCイラク事業チーム補佐 中野 恵美 2015年度イラク事業インターン 渡辺 真帆
2015年7月21日 更新

過激派組織「イスラーム国」が2014年6月にイラク第2の都市モスルなどを制圧し、イラクとシリアにまたがる地域で国家樹立を宣言してから1年。イラク国内の避難民数は、2015年7月現在、300万人に上り、戦闘を逃れるために家を離れた多くの人々が、見通しが立たない状況下で現在も避難生活を送っています。

JVCのパートナー団体「インサーン」が活動するキルクーク県は、クルド自治政府の治安部隊が展開し「イスラーム国」の支配下には置かれていませんが、昨年6月以降、同県にはイラク各地から多数の避難民が流入しつづけています。

キルクーク県では、多くの国内避難民がキャンプに入れず、親類の家や学校、建設現場で寝泊まりすることを余儀なくされています。また避難民に食料などを提供する地元住民の負担も、避難生活の長期化に伴い増大しています。

昨年度はこうした状況を受け、JVCとインサーンが連携して緊急支援を実施しました。2014年8月末から呼びかけて集まった寄付金で、2014年11月と2015年2月の2回、キルクーク県の国内避難民、難民、受け入れ住民の困窮世帯を対象に、食料品や日用品の配布を行いました。詳細は2014年度イラク緊急支援最終報告書をご覧ください。

2014年度イラク緊急支援最終報告書

イラク緊急支援報告書(PDF:1022KB)

イラク支援コンサート「アラブの月」を開催

2015年度イラク事業インターン 渡辺 真帆
2015年5月 8日 更新
ウードを演奏する常味さん(左)とレクを演奏する和田さん(右)ウードを演奏する常味さん(左)とレクを演奏する和田さん(右)

4月19日(日)にチャリティサロンコンサート「アラブの月 ~紛争下に生きるイラクの子どもたちのために~」が開催されました。会場は新宿御苑そばのマエストローラ音楽院。小雨が降る中、多くの方に足を運んでいただきました。

出演者は日本のアラブ音楽界を牽引するお二人、ウード奏者の常味裕司さんと、レク(アラブのタンバリン)奏者の和田啓さん。ふだん聞いている音階やリズムとまったく違うのに、耳に心地よく、どことなく郷愁を誘う美しい響き。小さな会場のため、お二人の手元の動きもよく見え、いったいどうしてそんな音が出せるのだろう...と私は終始感動しながら聞き入っていました。

イラク緊急支援へのご協力ありがとうごさいました。

経理担当/イラク事業担当 池田 未樹
2015年3月27日 更新

2月中旬、インサーンを通じて、キルクーク県内に逃れてきた避難民200世帯を対象に追加の食糧支援を実施しました。詳細は追ってご報告します。

2014年8月末からイラク緊急支援の呼びかけを始めてから11月末日までにJVCへ集まった寄付金のうち約40,000ドルが今回の配布に役立てられました。多くの方々にご理解・ご支援いただき、避難民の方々のために何かを出来ると言うことは貴重で、とても有り難い事だと感じています。皆様、本当にありがとうございました。

【追加の食糧配布の様子】

【2015/7/15追記】
この緊急支援に関する最終報告書を作成いたしましたので、こちらのページぜひご覧ください。

第2回イラク緊急支援について
(聞き取り調査)

経理担当/イラク事業担当 池田 未樹
2015年2月12日 更新

キルクークでは夜間時には気温が約マイナス2~9度になり、国内避難民は厳しい環境の中、日々の生活を送っています。現地協力団体、「インサーン救援と開発のためのイラク人協会(以下、インサーン)」は1月上旬より調査を開始し、障害者や母子家庭を中心とした最も脆弱な家族中心に2月12日(木)より物資配布を開始する予定です。

2014年8月末からイラク緊急支援の呼びかけを始めてから11月末日までにJVCへ集まった寄付金のうち約17,000ドルが今回の配布に役立てられる予定です。多くの方々にご理解・ご支援いただき、避難民の方々のために何かを出来ると言うことは貴重で、とても有り難い事だと感じています。皆様、本当にありがとうございました。

【2015/7/15追記】
この緊急支援に関する最終報告書を作成いたしましたので、こちらのページぜひご覧ください。

第1回イラク緊急支援について

経理担当/イラク事業担当 池田 未樹
2014年12月26日 更新

当初の計画ではIDP50家族、受入れ家族50家族に緊急支援物資の配布予定でしたが、現地協力団体、「インサーン救援と開発のためのイラク人協会(以下、インサーン)」から、特にIDPの暮らしが大変ということで対象割合を変更しIDP85家族、受入れ15家族での配布を行いました。この配布は11月15日(日)から開始し20日(木)に無事終了しました。

8月末からイラク緊急支援の呼びかけを始めてから11月末日までにJVCへ集まった寄付金のうち20,000ドルが今回の配布に役立てられました。多くの方々にご理解・ご支援いただき、避難民の方々のために何かを出来ると言うことは貴重で、とても有り難い事だと感じています。皆様、本当にありがとうございました。

【2015/7/15追記】
この緊急支援に関する最終報告書を作成いたしましたので、こちらのページぜひご覧ください。

映画紹介『イラク チグリスに浮かぶ平和 Peace on the Tigris』

経理担当/イラク事業担当 池田 未樹
2014年11月 5日 更新

イラクを長年取材するジャーナリスト・綿井健陽監督の新作映画『イラク チグリスに浮かぶ平和 Peace on the Tigris』が10月25日、東京の映画館「中野ポレポレ」で公開されました。私も公開二日目に見にいってきました。

イラクの友人との思い出、今に活きる

イラク事業ボランティア 井川 翔
2014年10月30日 更新

(今回の「イラクウォッチ」は通常のニュース翻訳ではなく、翻訳ボランティアとして関わってくれている井川さんが書かれた記事です。)

大学時代、シンポジウムを企画し運営するクラスに入った。シンポジウムへは、十数カ国から参加者が来るため、クラスの生徒は、一人ひとり外国からの参加者を寮や家に泊めるよう勧められた。これは、宿泊代を削減するためでもあるが、両者が触れ合える場を作るためでもあった。

私は、外国の人を泊めることでわくわくしていた。どの国の人でもいい、早くその人に会いたいと思っていた。

「子どもたちとつくる地域の平和」
ワークショップの報告書(2012年6月~7月)

JVCイラク事業チーム補佐 中野 恵美 イラク事業ボランティア 井川 翔
2014年9月 4日 更新

過激派組織「イスラム国」、イラク政府、クルド自治政府の三つ巴状態に陥っているとも言われるイラク。住民への迫害や、アメリカの軍事介入、政権交代など、現地の状況は混乱を極めています。現在の状況は、「イスラム教シーア派とスンニ派の間の宗派対立」 と単純に報道されがちですが、その背景には社会的・経済的格差、それによる分断の問題があると思います。

加えて、11年前に米英を中心とした国々が、ありもしない大量破壊兵器の存在を理由にイラクに戦争をしかけて社会を崩壊させてしまい、その後も混乱が続いていることに対する人々のいら立ちや絶望が、反政府武装勢力の台頭を許している側面があると思います。

日本もイラク戦争に協力したので、現在のイラクの混乱の責任の一端は、私たちにもあるといえます。

JVCは、引き続き情報を集めて状況を見極めながら、インサーンの支援継続を含め今後の方向性を検討していきます。

そのインサーンがこれまで行ってきた、子どもたちとつくる地域の平和ワークショップのようすを、現地からの報告書を通してお伝えしたいと思います。民族や宗派の違いを越えたイラクの人々の取り組みが、ふつうの人たちの間に「融和のタネ」をまいていることを願っています。

※「子どもたちとつくる地域の平和」ワークショップ2012年6月~7月の報告書はこちらのPDFをご覧ください。
「子どもたちとつくる地域の平和」ワークショップ報告書(2012年6月~7月).pdf

2009年12月~2010年2月の報告書はこちらをご覧下さい。

イラク全域への人道支援に向け課題を乗り越える

イラク事業ボランティア 井川 翔 JVCイラク事業チーム補佐 中野 恵美
2014年8月19日 更新

NGO Coordination Committee for Iraq (NCCI) ウェブサイト編集部論説の2014年7月23日の記事を翻訳したものです。

(翻訳担当:井川翔、中野恵美)

武装組織によるイラク第2の都市モースルの奪取は、 国際援助機関及びイラク政府がイラクの現在の危機に対し想定していた最悪の事態を越えた。「不測事態対応計画(contingency plan)」は、武装組織によるファルージャとラーマーディの占領及び政治的和解の失敗により、イラク内の他の地域に戦闘が広がる可能性を想定していた。
しかし、今回の議会選挙とその後の連立政権の不成立のため生じた政治的空白を武装組織がここまで素早く利用することは、ほぼ誰も予測していなかった。それでも、援助機関はその活動の規模を迅速に拡大し、被害を受けている人たちの人道的ニーズに対応している。

6月初め以降、暴力的紛争の結果65万人以上が避難を余儀なくされている。アンバールでの闘いで避難を余儀なくされた約55万人と合算すると、イラクの国内避難民の人口は、1月以降約2倍に膨れ上がり、現在230万人に達している。被害者たちは、往々にして一カ所に留まれず移動を繰り返しているため、又、今回の紛争は急速に悪化したため、援助諸機関は、様々な困難に同時に対処しなければならない難しい立場にある。

国連人道問題調整事務所(UNOCHA)
イラク状況報告No.1-3

イラク事業ボランティア 井川 翔 JVCイラク事業チーム補佐 中野 恵美
2014年8月19日 更新

国連人道問題調整事務所(UNOCHA)イラク状況報告をNo.1No.1-2と分けて更新してきましたが、今回はその最後の記事です。

食料保障

(翻訳担当:井川翔、中野恵美)

  • 多数の国内避難民が、深刻な食料不足に直面している。また、この大規模な紛争の再開と市民の避難は、夏の暑さのピークの時期に発生し、さらに翌週にはラマダン(断食月)が始まり、食料の価格が上昇することが見込まれる中、避難民の危機は高まる可能性が高い。
  • 天候に恵まれて作物の育ちが良かったものの、現在の紛争の拡大と市民の大規模な避難は、冬播きの作物の収穫と同時期に起きてしまい、長引く政治不安と共に市場への悪影響を複雑にしている。
  • 長引く燃料の不足及び輸送、ロジスティクス、市場活動の混乱は、食料の不足と価格高騰に繋がると予想される。
  • 6月24日時点で、ACTED、IOM、ISHOが、WFPと協力し、10,270世帯(5万1,350人)に対し、6,013のfood parcels(食料包み[391 mt])を供給した。
    配布は、次の場所で行われている:
    ・ドホーク(Shikhan/Kalakchi, Qasrook)
    ・アルビル/モースル/ハムダニヤ(Kalak, Bashiqah, Bartalah, Sinjar, Garmawaキャンプ, Tel Isqof)
    ・スレイマニヤ(Kalar)
  • WFP代表及び地域代表が、6月23〜24日にアルビルを訪問し、代表は、Kalak一時滞在キャンプの避難民の家族を訪問した。また、クルド自治政府首相のNechervan Idris Barzaniや政府官僚ら、国連及びNGO機関の代表らとも面会した。

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