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木の大切さをうたう演劇 練習風景から見える子どもの成長

CLEAN 環境教育担当 樋口 正康
2011年6月30日 更新

JVCが環境教育を実施しているバイコムプルーン小学校は、全校児童が200名ぐらいの小さな学校です。7月1日に開催される植林キャンペーンに向けて、11名の児童が演劇の練習に励んでいます。演劇の内容は、「木の大切さ」についてで、環境に関する意識啓発の一環として行います。

演劇の練習に励む、子どもたち。演劇の練習に励む、子どもたち。

 

脚本は、私たちの先生。

演劇の内容はとてもシンプルです。ある日、村の大切な木を切った村人が、木の呪いで病気になってしまいます。家族が連れてきた村の伝統療法士や街の医者に診察してもらってもよくならなりませんでした。そこで、自分が大切な木を切ってしまったことを反省して、木の大切を考え直したことで、村人は健康を取り戻していくとあらすじです。

あらすじを考えたヴァン・ヨン先生あらすじを考えたヴァン・ヨン先生

よくあるベタベタのストーリー構成ですが、この劇の内容を一から考えたのは、バイコムプルーン小学校教員のヴァン・ヨン先生です。植林キャンペーンを行う際に、参加人々に対する意識啓発の一環として劇をやったらどうかと言う案が出ました。そこで、僅か1ヶ月という短い時間でストーリーを考え、見事に演劇に仕上げました。

 

はじめての演劇に子どもたちが挑戦!

役を演じる子どもたちの意欲も高いです。生まれて初めての演劇なので、当初は恥ずかしがって声が小さくなったり、役に入りきれていない子どもたちがいたりしました。「もっと登場人物になりきって劇を演じよう!」、「自信もって役を表現しよう!」との先生の厳しい(?)指導と励ましもあって、子どもたちの演じる登場人物は命を吹き返していきます。

何度か練習した後、「疲れたから休む?」と子どもたちに聞いても、「疲れていない。」と答えて何度も練習に打ち込んでいました。JVCのスタッフも、思わず指導に熱が入りますが、子どもたちが真剣に指導に耳を傾ける姿は印象的でした。

指導に熱が入るJVCスタッフのウッサと子どもたち指導に熱が入るJVCスタッフのウッサと子どもたち

 

演劇を通して子どもたちが成長する。

数回の練習をみただけですが、子どもたちの成長を感じることができました。特に動きが光っていたのが、ジィー・ジェ君(小5)です。彼の役は、医者ですが、1回目の練習では、医者の巡回診療の場面で、注射器に見立てたペン以外の道具を持っていませんでした。しかし、2回目はの練習では、大きなファイルを鞄に見立てて持っていました。彼なりに考えて、舞台道具も整わない環境の中で、ファイルを鞄に見せるというアイデアには驚かされました。医者になりきって、自信をもって医者役を演じるジェ君がとても頼もしく見えました。

ジィー・ジェ君(中央)の小道具は手作りジィー・ジェ君(中央)の小道具は手作り

プロジェクト担当の樋口より

 

植林キャンペーンで木を植える樋口植林キャンペーンで木を植える樋口

子ども達にとって、演劇を演じるという機会は人生最初で最後かもしれません。地域や小学校で、こういった課外活動をする機会はとても少ないのが実情だからです。今回の演劇を通して、環境に対する意識啓発を促進するだけではなく、子どもたちが何かに集中して打ち込む機会を提供できればと思っています。その経験の積み重ねが、今後の子どもたちの生活に大きな影響を与えていくのではないでしょうか。私も小中学校は、サッカーに打ち込んでいましたが、サッカーを通して学んだことは、現在の成長の糧になっています。

知識の詰め込みだけではなく、教室から出て、実際に体験して学び、感じることができるのが、環境教育のひとつの魅力ではないかと思います。植林キャンペーンの本番でも、この演劇が成功することを祈っています。当日の演技がとても楽しみです。

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