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カンボジアでの船出

CLEAN 環境教育担当 樋口 正康
2009年5月22日 更新

はじめまして、樋口正康と申します。
4月から1年間JVCカンボジア事務所現地インターンとしてカンボジアに赴くことになりました。

1981年岐阜県で生まれ、小学校3年から大学卒業までサッカー部に所属していました。大学卒業後、アメリカにて国際開発学を学びました。卒業後は民間企業で働き、現在に至ります。

カンボジアに強い興味を持ったのは、映画「キリング・フィールド」がきっかけです。戦争の無い平和な世界を目指して、私の役割を探していければと思っております。よろしくお願い致します。

今回は初めての寄稿となりますが、来てまず感じたカンボジアの格差社会について書きたいと思います。

首都プノンペンの生活について多くの人が創造する発展途上国の風景とは異なり、プノンペンではどこにでもレクサスが走り、ショッピングモール、イタリアンレストラン等なんでもあります。 家族連れで週末ショッピングモールに行く人々の姿は、日本と変わりません。また、何十ドルもするレストランでも、観光客だけではなくカンボジア人の姿を見ます。

その一方で、ボロを見にまとい、夜11時にもなるのにも拘わらず物を売りに来る子どももいます。

国として考えれば、世間一般的に言う"貧しい"国カンボジア。だが豊かな人はとことん豊かになり、貧しい人は発展から取り残されるそんな状態に心が痛みます。 ですがそれが現実であり、首都プノンペンは格差社会の縮図になっているように思えます。

都市部で生活する"貧しい人"の多くは地方から流れてきた人が多く、出稼ぎでプノンペンに来ている人も多いのが現状です。住み込みでレストランにて働いている若者の給料を聞いてみると、無休で一日12時間働くこともあるのにも拘わらず現地のJVCカンボジアスタッフと比べて数倍以上低い状態です。労働条件、プノンペンの物価を考えると都市で生活すれば楽になるというものではありません。

スラムの問題など、土地を持たず、低賃金で働いている人々を考えるとどう問題にアプローチすればよいのか考えます。多くの人々がプノンペンに入ってくるのは都市での生活を夢見てでしょうか? 農村には魅力が残ってないでしょうか?

実は、カンボジア人口の7割以上は農民で、彼らは地方で生活しています。
そして農村での暮らしが豊かにならない為に、都市への人口流入を招いているのではないでしょうか? 人口の7割を占める多くの農民が少しでもご飯をたくさん食べられるようになること、暮らしが改善されるようになることを目指してJVCは農村開発を通してカンボジアの発展に携わっています。

そのプロジェクトの一つに稲作改善があります。従来のやり方ではなく、少しの苗で多くのお米がとれるような工夫を彼らに教えています。
「収穫量が増えた」「手間がかからなくなった」などの声を農民の皆さんから聞くことがとても嬉しく、仕事のやりがいを感じます。今後、米の収穫量の少なさで困っている農民の方々に、どんどんこの方法を伝えていきたいと思っています。
その小さな活動の積み重ねが農村部に豊かさを取り戻せると信じています。

経済発展の利益を享受している一部の都市の人々とそうではない多くの農民たち、そんな構造が確立されてしまっているカンボジアで、JVCが農村を対象に活動する意味は大きいと思います。貧困格差が広がるこの世界で、貧困の底辺で暮らす人々と日本の支援者の皆様が手を取り合い、助け合える世の中になればと考えております。

その為には、皆様の御協力、御支援が必要です。今後とも、JVCカンボジア事務所をよろしくお願い致します。

最後になりますが、今回初めて寄稿するに相成り、どんな内容を書いてよいものか迷いながらもこの原稿を仕上げました。今後はカンボジア社会から、日々の業務、日常生活、JVCカンボジア事務所迄と、多くの今カンボジアで起こっていることを取り上げていきたいと考えております。
未熟な私の視点からではありますが、日々日本の忙しく、厳しい社会で戦われている皆様にカンボジアの風をお送りできればと思います。

毎月の一枚カンボジアの写真をお送りできたらと思います。
今月は小学校で自習をする子どもたち。農村で暮らす子どもたちがご飯をお腹一杯食べられるように、頑張ろうと思いました。
彼らがひたむきに勉強する姿を見て私も勉強しなければならないとも感じました。

今後こんなことが知りたいというご要望がありましたら、是非樋口までご連絡ください。ご要望に応えられるように精一杯頑張ります。

【今月の1枚】オンスノール郡にある小学校の実習風景【今月の1枚】オンスノール郡にある小学校の実習風景

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