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1月の様子

CLEANプロジェクト担当 坂本 貴則
2009年2月24日 更新

堆肥作り研修(詳述は今後メールマガジンで報告します)を行うために、私たちが活動している中ではわりとトンレサップ湖に近い村を訪問すると、参加者があまり来ませんでした。理由はその日たまたま結婚式が重なり、その準備で村の人が忙しいのと、乾季米(スラウ・プラン)を作るために忙しいとの返事が返ってきました。
乾季米を作っている様子を別の地域では見たことがありますが、私たちの対象村の農家さんたちが作っているところを見たことがなかったので、ぜひ見てみたいと農家の人たちに話すと、そんなに遠くない場所で作っているとの返事が返ってきたので、早速見に行くことにしました。

バイクで走ること、30分。そんなに遠くないと言われていたのに一向にその気配はなく、辺り一面荒れ地のような場所が続きました。いったいどこで作っているのかとますます疑問が募るばかりで、もう少し進んで見つけられなかったら、スタッフにも悪いし引き換えそうと思っていると、ようやくそれらしき場所に出くわしました。

この時期にはあまり見ることのない、瑞々しい青色の稲が一面に広がっています。いったいどのような人たちが田植えをしているのだろうとさらに道を行くと、道沿いにテントのような仮設住宅がみえ、人が集まっているのが見えました。

話を聞くとその場所には現在200世帯以上もの人が住み、毎年乾季になると田植えをするために近隣の村から人が集まって、そこに暮らし始めるようです。ポルポト時代が過ぎた1980年後半からその場所で田植えを始め、もう20年近く田植えをしていると言うことでした。ポルポト時代にはこの地域の灌漑を整えようと、いろんな人たちが働いていたという話も聞きました。ただし、この場所は正式な形で個人の土地として登記されているわけではないようです。
この集落にたどり着く前に、地方議会の議員や政府の役人がよく持っているトランシーバーを手にした2人組を目撃しましたが、その集落の人たちに聞くと、土地管理局の役人だとの返事が返ってきました。従って、結果的には違法という形で田植えを行っているその人たちなのですが、私たちはもちろんそれをとがめるわけでもなく、むしろきちんとした手続きに乗っ取って、これまで管理してきた人たちが早く正当に認められて欲しいと思っています。しかし、その人たちがどのような視線で私たちを見ているか分からないので、なかなか聞きたいこともうまく聞き出せませんでした。
その後別のグループにも会いましたが、その人たちはきちんと登記済みで、30ヘクタールの個人所有の土地を持っているとのことでしたが、何やら裏でもめているような話もしていました。

きちんとした人たちがきちんとした手続きで、きちんと土地を所有するのが理想ですが、なにが「きちんと」なのか、とても難しく、それに対して私たちは何ができるのだろうと、とても考えさせられました。


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