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おかげさまで20年:プノンペン技術学校

JVCカンボジア現地代表 米倉 雪子
2005年10月25日 更新

1985年にプノンペンで車輌修理の研修事業を始めて20年。ポルポト時代に多くの技術者を失ったため、当初は人道援助用の壊れたトラックの修理をする人材の育成を行なった。

付設の自動車整備工場で月200台ほど民間車輌を整備するなどして得る収入で工場と学校の全運営費をまかなえるようになり、2000年から自立採算した。経営はカンボジア人職員による運営委員会が担う。学生数は年々増え、現在は、年に110名ほどを無料で訓練している。その半数は、同校の寮に住む地方からの学生で、女生徒も少人数だが学ぶ。

大卒者求職難な中、同校の卒業生の就職率はよいので人気があり、入試の倍率は5-10倍。自動車整備2年コースと溶接1年コースの卒業生は、最近、携帯電話会社など、民間企業の機械整備・維持管理担当としても雇われていく。過去14年間の就職先を、人数が多い順にあげると、携帯電話会社3社に計128名、建設会社3社に計54名、自動車関連4社に計43名、同校教員10名、と続く。

他の公立職業訓練校は政府予算がなく、実質的な訓練が困難な中、同校は着実に、カンボジアを陰で支える技術者を養成している。

そしてHAGARというカンボジアの団体から依頼され、昨年末の津波被災地への支援としてスリランカにおくる浄水器を溶接部門がつくった。カンボジアが内戦から復興し、今度は他の被災者への支援のお手伝いをできたという点で、意義深かった。

津波緊急救援のための浄水器津波緊急救援のための浄水器

日本の多くの方々のご支援でここまで来ることができたが、現在、カンボジア政府からの要請で移転が協議されている。移転先はトンレサップ川にかかるチュルイチョンヴァー橋を渡って300m行った湿地埋立地で、雨期の増水による土壌侵食や整備工場の収入減など、移転後に不安は残るが、今後もカンボジアに必要な人材を育てる機関として継続できるよう、JVCは同校への協力を続けるので、これからも皆様の暖かい応援をお願いしたい。


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