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母親教室報告

JVCアフガニスタン保健アドバイザー 西 愛子
2009年2月20日 更新

この1月30日(金)に日本を発ち、2月3日(火)から現地代表の長谷部と現地入りした看護師でJVCアフガニスタンの保健アドバイサーをしている西愛子が、いまJVCの活動地で行われている母親教室(※)のようすを現地の担当者から聞きましたのでさっそくご報告します。

母親教室報告

聞き取りを行った日:2009年2月8日 15:00−17:00
面談者:ファティマ(地域保健促進員・女性)、ワグマ(助産師・女性)、シャプール(医師・男性)、 ワハーブ(医師・男性) / 長谷部、西(記録)
場所:ジャララバード事務所
議題:母親教室の進捗状況について

【準備】
事前に参加者(村の女性たち)が集まるかどうか地域保健員(以下、CHW)と検討した結果、集まると判断して11月からの実施に踏み切った。CHWはJVCが運営する診療所で1日間のトレーナーのためのトレーニング(以下、TOT)を実施した。参加者の選出はCHWに一任したが、幅広い地域から選ぶこと、1家族からは1人のみ、高齢者は参加させないという条件を出した。参加者には初回に事前のテストを実施した(月一回、合計7回の母親教室をひととおり終了した後にテストを行い事前のテスト結果と比較してどれだけ学んだことが身に付いたか、また内容が適当だったかを振り返るために実施する)。

【内容】
11月:病気と衛生(参加者に爪きりと石鹸を支給)、12月:感染予防のための衛生(歯ブラシ・歯みがきを支給)、1月:下痢(シャンプーを支給)、2月:妊婦の産前のケアー(洗濯用洗剤を支給)、終了時テストを含め、後3回実施予定で、5月に終了見込み。

【方法】

母親教室で使用する教材の一部母親教室で使用する教材の一部

初回に教材を1冊ずつ配布しており、毎回この教材を使う。初めにグループで教材の中の指定した絵を見て、そこに示されている内容を読み取り、それを皆で発表しあう。発表内容について講師(大半はJVCのスタッフで地域保健促進員のファティマが行い、できるところはCHWが行う)がコメントをする方式で行っている。
ロールプレイやWSS(下痢の時に脱水を防ぐための液状食物。日本のお粥に相当するもので小麦粉に塩を混ぜて作る)を作る実践なども含めている。同伴の幼児が泣いたりして集中できないことがあったので、幼児の同伴をやめてもらった。

【参加者】
集まりが遅い場合があるが、開始から2時間実施している。欠席者には物品は渡さない。参加者の反応は村によって違いがある。クズカシコート村は活発だがバルカシコート村は知識が乏しい。少しずつ改善していくしかない。参加者からは好評で、クリニックでの健康教育よりよく理解でき、覚えやすいとの意見が多い。実例を話したりすると印象に残るようである。

【CHWの能力】
参加者への連絡は実施の1日前にCHWに連絡してCHWから通知してもらっている。講師については1日だけのTOTでは不十分。方法の未熟さもあるが、それ以前に知識の不十分さがあり、まだ無理である。ほとんどのCHWは地域保健促進員のファティマのやり方を見ながら徐々に学んでいる。学ぶ能力がないと思われるCHWが2名、ゴル・バクタとラル・バーナ。どちらも参加者への連絡が不足していたり、準備が不十分。後者は参加者が活発だが、前者は参加者も少ない。しかしながらラル・バーナの娘が結婚3カ月後に病死したことや、ワクチンを拒否していた子供が入院したことなどで関心は高まっている。

【課題】
バンガオはアクセス道路が不備で車両が到達できない。今道路整備中でもう終わる頃と思われる。
バルカシコートの4箇所とバンガオ1箇所は治安上ファティマ一人だけでは難しいので常に同伴者をつける。

【今後】
5月に終了後は同じ内容で違った参加者を対象に継続したい。(後記:後日行った計画会議で2009年度の重点目標に沿うよう内容を少し変更することになった。)
以上

教材について話し合っている地域保健促進員(右)Fatimaと筆者教材について話し合っている地域保健促進員(右)Fatimaと筆者

※母親教室
母親教室は、近くに病院がない村でもお母さんが適切な知識を持てばお産で命を落としたり子どもが病気になったりする危険が減ると考え、今年度から開始された新しい活動です。12個所で毎月1回行っており、各教室に15人の女性が参加しています。母親教室では、JVCが養成した地域保健員さん(CHW)が活躍しています。


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