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6月までの報告

アフガニスタン事業担当 長谷部 貴俊
2008年8月 8日 更新

アフガニスタンでJVCは、約27,500人が暮らすナンガルハル県ゴレーク集合村で唯一の診療所を運営しています。診療所では分娩室や女性外来診療室の整備など、一般外来のほかに母子保健分野の充実に力を入れています。診療所から遠い村では定期的に医師が出張し診療を行っています。また、病気を予防し健康を維持するために住民の健康相談に乗る「地域保健員」の養成や家庭での出産を介助する「伝統産婆」の技術研修も行っています。
今回は、今年1月から6月まで行われた活動を含め最近の状況についてご報告させていただきます。

診療所支援

対象者:ナンガルハル県シェワ郡ゴレーク集合村 27,500人
1.診療所の施設改善
昨年6月、視察のため現地を訪問した日本人の医師から診療所の建物の周りに木を植えたり井戸を掘ったり塀を作るなどして、環境を改善したほうがいいという指摘をいただきました。それをうけ、村の評議会や県の保健局と話し合いを重ねてきましたが、塀を建設するにあたってどれだけの土地を診療所の敷地とするかについて折り合いがつかず、この6月にやっと合意を得ることができました。うまくいけば、8月には塀の建設を着工できる見通しです。

購入した医薬品を確認中のハミドゥラ氏購入した医薬品を確認中のハミドゥラ氏

2.診療の状況
【1】外来、【2】ワクチン部門、【3】検査部門、【4】外科処置、【5】母子保健部門を含む診療所が週6日間順調に診療を行っています。また、診療所からもっとも遠い村のうちの4カ村に医師や助産師が出張しこれまで外来診療、妊婦検診を受けることができなかった村の人々も診療を受けられるようになりました。

出張診療所で医薬品を患者にわたしている。後ろのテーブルは診療中。出張診療所で医薬品を患者にわたしている。後ろのテーブルは診療中。

外来で受診した患者さんの数

今年6月までのおよそ6ヶ月間で女性医師が診察した女性患者の数は3,913名、男性医師が診察した男性および幼児の患者数は10,287名でした。
◆出張診療の村と回数:
診療所より東側に位置するバルカシコート村で月に3回、同じく東側にあるクズカシコート村で月に3回。南西に位置するコティ村で月に1回。同じく南西にあるタラン村で月に1回。これらの出張診療で治療した患者の総数は3,201人でした。このうち内、男性医師が診察した男性および幼児の患者数は2,341人、女性医師が診察した女性患者の数は860人でした。
◆診療を通して見えてきた課題:
出張診療で多くみられたのは、下痢と赤痢の患者さんでした。農業用水路の水を飲食に用いていることが主な原因と考えられ、衛生に関する知識がないことがこういった病状を招いているようです。これまでに診療所や地域保健員による健康教育を実施してきていますが、より住民が理解しやすいような工夫や取り組みが必要であることが課題として見えてきました。

ワクチン部門

予防接種を受ける順番を待っている子供たちと母親。ゴレーククリニックにて予防接種を受ける順番を待っている子供たちと母親。ゴレーククリニックにて

2名の予防接種員(男性)がワクチン部門を担当し、新生児や出産年齢の女性を対象に診療所での予防接種と村での出張予防接種をそれぞれ週3日ずつ行っています。定期的に実施される県保健局指導のワクチン・キャンペーンには女性を含む地域保健員も参加し、多くの人たちが接種を受けられるよう働きかけています。
◆今年6月までのおよそ6ヶ月間で予防接種の実績:
経口ポリオワクチン 1,624名
BCG 325名
破傷風 200名(妊婦)、1,017名(妊娠していない女性)
ジフテリア 1,249名
麻疹 495名

検査部門

検査技師1名が、医師の診察の結果、検査が必要と思われる患者に対してマラリア、血液、便、尿などの検査を行いました。
◆検査の種類と今年6月までのおよそ6ヶ月間の検査実績:
マラリア(陰性)625件、(陽性)112件
結核(陰性)285件、(陽性)10件
ヘモグロビン検査 309件
総白血球数検査 75件
検便 168件
検尿 220件
妊娠検査 220件

母子保健

診療所内に女性助産師が一名勤務し、妊婦検診、産後検診にあたりました。また女性対象の健康教育も実施し、マラリア、下痢症、衛生、妊娠時の危険な兆候、結核、家族計画、予防接種についてポスターなどを見せながら感染源や症状、予防の方法などについての説明をしました。また、出張診療に医師たちとともに出向きクズカシコート村で11回、バルカシコート村で11回、タラン村で11回、コティ村で7回の診療を実施し、のべ447名の妊婦検診を行いました。
◆今年6月までのおよそ6ヶ月間の妊産婦の受診件数(以下診療所のみの件数):
妊婦検診 790件
産後検診 90件
分娩 7件
家族計画95 件
経口補液講習受講者 113名


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