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切れろ! アフガンのロバ

アフガニスタン事務所総務担当 西 和泉
2007年8月10日 更新

アフガニスタンは車も予想以上に多いが、馬車、ロバ車も健在で、道路は時々種類の違う乗り物で混みあったりする。馬は横を通過する車におびえないように、前しか見ないように目に被いをしている。

アフガニスタンに来ての一番の印象は、ロバがあまりにも小さく、けなげに荷を引いていることだった。ロバといえば子どものころのロバのパン屋(私の子供のころは、ロバに小さな車をひかせ、パンを売り歩いていた)の印象しかないが、こんなに小さくなかったはずだとクビをかしげた。私が子どもで背が小さかったからか? それに目が変だぞ。奴隷の目じゃないのか。

ロバに立って乗る少年。カメラを向けるとポーズをとる。ロバに立って乗る少年。カメラを向けるとポーズをとる。

ジャララバードでは、おおまかに言うと、ロバの御者は子どもで、野菜・果物・レンガなどさまざまな荷を引っぱっている。時々子どもや青年がタダ乗りで空の荷台に便乗している。ただ乗りと言えば、子どもたちは、トラックの後ろにつかまって、自分の都合のいいところに来ると飛び降りることは日常茶飯だ。日本の良識ある大人が見たら目を丸くすることばかりだ。

一方、馬の御者は大人で、乗り合いタクシーのように人間を運んでいる。馬のほうがリキシャ(オート三輪の後ろに人を詰め込んで運ぶ)より運賃が安い。

ロバと御者の子ども。となりのおじさんはJVCのドライバーのナビ・ジャン。ロバと子どもにカメラを向けるとちゃっかり納まってしまった。街路樹は桑。このへんは桑の木が大きいのにびっくり。ロバと御者の子ども。となりのおじさんはJVCのドライバーのナビ・ジャン。ロバと子どもにカメラを向けるとちゃっかり納まってしまった。街路樹は桑。このへんは桑の木が大きいのにびっくり。

ロバは鞭でひっぱたかれながらも、文句も言わずに小さい体で荷を運んでいる。私は意味もなく言ってやりたくなる。「おまえたち、そんな奴隷の目をしていていいのか!」「時には歯をむいてきっと見返してやれ!」と。もっとも小さいから足元ばかり見ていて、あまり上や前を見ないのかな。以前このことを同僚に言うと、「時々、草原に解かれてのびのびしてますよ」「反抗しているのを見たことありますよ」と言われた。

人間に限らず、動物は圧倒的な力や暴力の前にはおとなしく屈従する。百倍のムチの返礼がくるかもしれないが、たまにはぷっつん切れてやれ! アフガニスタンの人間は切れなくていいから。

アフガニスタンの治安状況に関して
2007年8月10日現在、アフガニスタンに関して、当地の治安状況を鑑みて、日本外務省より退避勧告が出ています。JVCアフガニスタン事務所も、日本人スタッフの退避準備および事業実施体制の見直しを進めている最中です。詳細に関しましては、後日あらためてお知らせいたします。


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