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2011年6月号

2011年度アフガニスタン事業インターン 白川 徹
2011年6月 7日 更新

治安

1)ウサマ・ビン・ラディン氏殺害関連

5月2日の米軍によるウサマ・ビン・ラディン氏の殺害以降、イスラム教国で報復と見られる攻撃が多数発生。アフガニスタンも例外ではなく、各地で政府及び外国軍に対しての攻撃が多発した。しかし、タリバン報道官は毎年春頃に実施される「攻撃強化月間」の一環であるとし、ビン・ラディン氏殺害に関する報復では無いとした。

http://sankei.jp.msn.com/world/news/110508/asi11050818310006-n1.htm (産経)

2)ISAF(国際治安支援部隊)が民間人を殺害

ヘルマンド州内の米軍基地が28日、小規模な攻撃をうけたため、米海兵隊がISAFに援軍を要請。これを受けて出動したISAFの戦闘機が民間人家屋2軒を空爆し、子ども10人、女性2人、男性2人の計14人が死亡した。このほかにも6人が負傷したという。これをカルザイ大統領は、このような「勝手であるうえに不必要」な作戦が、アフガニスタンの罪のない子どもや女性たちを殺害していると米軍を非難し、誤爆問題については、これが最後の警告だと米国側に通告した。

http://www.afpbb.com/article/war-unrest/2803077/7279877 (AFP)

政治・社会

1)パキスタンとアメリカの関係が急激に悪化

ウサマ・ビン・ラディン氏殺害がパキスタン当局の関知しないところで行われたため、パキスタン政府はアメリカを強く非難。米国側もパキスタン側が同氏を匿っていたのではないかと疑念の眼を向けている。23日付の英紙フィナンシャル・タイムズは、パキスタン政府が南西部バルチスタン州のグワダル港に海軍基地を建設するよう中国政府に要請したと報じた。中国海軍の艦船が利用することを想定しているという。パキスタンはアメリカの「テロとの戦い」のキー・パートナーであり続けてきたが、ここ数ヶ月の両者の関係は完全に冷え切っている。パキスタンの政情不安は隣国のアフガニスタンの状況も左右することになりかねない。

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2011052401000139.html (東京新聞)

http://www.ft.com/intl/cms/s/3914bd36-8467-11e0-afcb-00144feabdc0,Authorised=false.html?_i_location=http%3A%2F%2Fwww.ft.com%2Fcms%2Fs%2F0%2F3914bd36-8467-11e0-afcb-00144feabdc0.html&_i_referer=http%3A%2F%2Fsearch.ft.com%2Fsearch%3FqueryText%3Dpakistan%2Bchina%26ftsearchType%3Dtype_news (Financial Times)

2)終わらないケシ栽培

アフガニスタンのケシ栽培は欧米諸国の肝いりで畑を焼くなどの政策が取られてきたが、撲滅の糸口は依然として見えない。アフガニスタン産のケシは全世界の90%を供給しており、貧しい農民にとっては少ない水で栽培できるケシは生命線になっている。UNODC(国連薬物犯罪事務所)の報告書によると、今年のアフガニスタン全土のケシ栽培高はわずかな減少が見込まれるものの、2011年には、前年に栽培が報告されていなかった北部5州で、ケシ栽培が復活しそうだという。ケシは精製すると毒性の強い麻薬ヘロインになる。

http://www.afpbb.com/article/war-unrest/2797980/7130010 (AFP)

3)外国軍からアフガン軍への権限委譲に危機感

英オックスファムはレポートを発表し、外国軍からANFS(Afghan National Security Force)に治安権限が移譲されることに強い危機感を示した。現在アフガニスタンには約40カ国、14万人以上の外国軍が駐留しているが、2007年に撤退を開始し、2014年までに治安権限をANFSに完全に移譲するとしている。ANFSの本格的な訓練や教育は2009年にカルザイ大統領の号令によって始まったばかりであり、課題が多い。2010年には最低でも2777人の民間人が殺害されているが、そのうちの10%はANFSによるものである。また、ANFSによる民間人への暴力や強姦などは広範囲で行われている可能性があり、それを監視するシステムは無い。今年にも5つの県の治安権限がANFSに移譲されるが、問題は多い。

http://www.oxfam.org/en/policy/no-time-to-lose (Oxfam)

国際支援

1)外国軍の撤退が支援の縮小に

IRIN (Humanitarian News and Analysis)の報告書は今年7月から開始される外国軍の撤退が大規模な支援の縮小につながると警鐘を鳴らしている。米国は人道支援の予算を今後3年間で300万ドル削り、カナダは2011年の撤退にあわせて予算を半分にまで削る予定だ。国連のアフガン政府の腐敗排除を目的とした予算も40億ドルが削られる。各国も軍の撤退にあわせて予算を大幅に減額、もしくは打ち切る予定だ。報告書はこの十年でアフガニスタンの公共サービスは進歩したとしているが、非常に脆弱で壊れやすいものだとしている。

http://www.irinnews.org/Report.aspx?ReportID=92305 (IRIN)

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