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蛇が出た。

車両整備専門家 井谷 正吾
2007年12月13日 更新

以下の原稿は、今のジュバにも日本にもやや季節外れではありますが、長らく行方不明になっていましたが、この度ようやく確保しましたため、再掲いたします(スーダン東京担当)

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仕事も終わる時間、スタッフのビターレと雑談。
井「暑いねー、昨日の夜も寝られなかったよ」 
ビ「この1ヶ月家の中では寝られない。みんなベッドを外に出して何とか寝ている。イタニ、AFEXキャンプって知っているか?」
井「知ってるよ」
 
キャンプというが、大きな敷地をもった事務所のことである。AFEXキャンプはナイルの河辺につくられている。
ビ「そうか、あそこには今誰もいないぞ」
井「えっ、何で」
ビ「大きな蛇が出たんだ。酔っ払った白人が外で寝ていて食われたらしい」
井「食われたって?」 
ビ「飲み込まれたんだ」
井「マジで、うそー」 

ビ「なあサイモン知ってるか、えーと名前はパイソンだ」 
サ「ああ、やつらは水辺に住んでいるんだ。4、5メートルはある」
井「そんなにでかいの?」 
サ「太さはこれくらい」と両手で30センチぐらいの輪を作って言う。 
サ「普段はこれくらいだが獲物を飲み込むとやつらの腹は自在に膨れるんだ」
井「人間が飲み込まれるの?」 
サ「やつらの尻尾の先は二股に分かれているんだ。体にからみついた後尻尾を鼻の穴に突っ込んで窒息させ、巻きついて締め上げ骨を砕いてから飲み込むんだ。ああ恐ろしい」
井「...唖然...」 
ビ「警備員も食われたらしい」
サ「何、警備員まで酒を飲んでいたのか。なんてこった」

この話、どこまで信じていいものか。情報通のビターレが言うのだから、話半分としてもパイソンという大蛇が出たのは間違いなさそうだが、確かめに行こうにも、あまりに暑さに行ってみる元気もなかった。そういうことがここジュバではあるのだ。


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