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ガザの声「みんな事業の再開を希望しています」

現地代表 金子 由佳
2014年9月18日 更新
13日のビルナージャでの会議の様子13日のビルナージャでの会議の様子

ガザ現地では7月中旬から行っている緊急支援に加え、着々とJVCのガザ現行事業である「ジャバリヤ市ビルナージャでの母子栄養失調予防事業」を再開するための準備が進んでいる。
事業は7月の空爆直後から現在まで一時中断せざるを得ない状況であったが、先月末に合意された長期停戦後は、10月中旬を目途に活動を再開したいと、現地スタッフと話し合っていた。

9月13日土曜日、事業地のボランティアさん30人と、JVC現地パートナー市民団体であるアルド・エル・インサーン(AEI:人間の大地)スタッフ4名が、停戦後初めて意見交換のために一同に会した。

「どんな追加活動が必要か?」、「戦争中はどうだったか?」、「子どもやお母さんたちは大丈夫か?」、「これから何ができるか?」、AEIコーディネーターのアマルの話では、具体的な話を交えながらの意見交換会は熱気に満ちていたようで、事業担当者として会合に参加できなかったことが悔しくもあるものの(9月13日の時点でJVCスタッフへのイスラエルからのガザ入域許可が下りていなかったため)、電話でその話を聞いてとてもうれしくなった。

「みんな事業の再開を望んでいます」。アマルは私にもその意志を確認するかのように、そう電話口で言っていた。完全復興には20年もかかると言われている現地で、戦争直後にもかかわらず他者を気に掛け、直向きに仕事に励む事業スタッフやボランティアさんたちの姿勢が、私には1つの希望のように聞こえた。

ガザ攻撃51日目を過ぎた8月26日、パレスチナ現地時間19時過ぎ、待ちに待った長期停戦の発表があった。早速毎日電話していたプロジェクトコーディネーターのアマルに電話してみると、嬉々とした様子で「みんな道に出て大喜びしているよ!ついに終わったね!明日からまた沢山働かないと!」という言葉と、その後ろで、ご家族の笑い声が聞こえた。私も嬉しくて「ついに終わったね!」と彼女の言葉を繰り返して、お互いが、久しぶりに声を出して笑った。
そして電話を切る際付け加えるように、「とにかく今日はゆっくり寝てね」と伝えた。

時限付の停戦が繰り返されたのち、8月21日から26日まで空爆が再開された。その間、JVCの緊急支援の現地パートナー市民団体であるアルド・エル・インサーン(AEI:人間の大地)のスタッフも、避難所へ通って診療が出来るような状況ではなかった。予測不可能に広範囲に降り注ぐイスラエル軍の砲弾やミサイルの中、動き回るにはあまりに危険が伴っていたからだ。

避難所での子どもの精神ケアの様子(9月1日ガザ市AEIスタッフ撮影)避難所での子どもの精神ケアの様子
(9月1日ガザ市AEIスタッフ撮影)

一方、空爆中でも、AEIの診療所は運営を続け、出来るだけ多くの外来診療にあたってきた。昼夜問わず繰り返される空爆に怯え、スタッフ自身も眠れない日々を過ごした。国際NGO/国連スタッフがガザへの入域を制限されていた中、支える人も支えられる人も被害者という極限状態の支援活動であった。そうした状 況下でも、ガザの人々は互いを支え合ってきたのである。

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