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「ため池をどこに掘るか会議」開催!

カンボジア現地代表 大村 真理子
2019年1月10日 更新

新年あけましておめでとうございます。2019年もどうぞよろしくお願いいたします。

2018年最後の勤務日、JVCカンボジアチームは事業村のひとつで、「ため池をどこに掘るか会議」を開催しました。参加者は、ため池を掘る予定の村人と村長、それに地区の行政官2名です。

村の空きスペースを利用した青空公開会議です!村の空きスペースを利用した青空公開会議です!

そもそも、なぜため池を掘るのか?と言うと、私たちは5月から8月まで(準備期間を入れるともっと長い期間ですが)過去2年半の活動の振り返りを実施してきました。振り返りの結果として、食品加工研修農業研修については7割を超える参加者が実践をしており、成果が見られる一方で、「実践できているのは水へのアクセスが比較的容易な人たち」という課題が同時に見つかりました。つまり、水場が遠い人は研修に参加しても実際には水を得ることが難しく、実践に繋がりにくかったのです。

また、過去に上記の研修とあわせて実施していた23のため池掘削 については、浅すぎて崩れてしまった2つのため池を除いてすべてが現役で使えており、そのすべてが農家の日々の暮らしに大いに役立っていました。当時から井戸という選択肢もあったのですが(井戸の方が省スペース低予算)、事業村は掘っても水が出にくく、また過去に掘った井戸からヒ素が出たケースもあり、家庭用水を得るには「雨季に降る雨を溜めるため池」がこの地域には一番あっていると考えられます。

ということで、これらの振り返り結果をもとに、今年度中にフォローアップとして、事業村6村のうち、もっとも地形的に水不足の傾向にある1村でため池を掘ろう、ということになったのです(19年度以降の活動については現在絶賛議論中)。この2ヶ月は対象村に通い、現在どこに池があって、どこが最も水場から遠いのか?などの調査を実施して来ました。チームとしては掘るならある程度ここだな、という目処はついているものの、自分達だけで決めてしまうと「なぜそこなのか?」「あの農家とJVCは何か特別な関係があるんじゃないのか?」などなど、村の方の不平不満につながる可能性があり、また、JVCの調査だけでは分からない詳細もあるだろうということから、対象地域の30農家と村長、行政官を招いての公開会議の開催に至りました。

チーム内でも何度も議論を重ねてきましたチーム内でも何度も議論を重ねてきました

当日はJVCスタッフや行政官の挨拶に始まり、用意した村の拡大地図をもとに、村のどこにため池を掘るスペースがあるか?またその中で現在水場からより遠い場所はどこか?などを皆で確認しあいました。

JVCの事業地の地区の行政官。熱心に「水があれば菜園ができる。野菜を育てることができれば支出を減らすことができる」と家庭菜園の重要性を語っていますJVCの事業地の地区の行政官。熱心に「水があれば菜園ができる。野菜を育てることができれば支出を減らすことができる」と家庭菜園の重要性を語っています
地図を見ながら参加者全員で「村にとってどこに掘るのがベストか」を話し合っています。左側で指を指している男性が村長。右側の男性はジャーナリストの堀潤さん。日本からJVCカンボジアの取材に来てくださっていました地図を見ながら参加者全員で「村にとってどこに掘るのがベストか」を話し合っています。左側で指を指している男性が村長。右側の男性はジャーナリストの堀潤さん。日本からJVCカンボジアの取材に来てくださっていました
参加者の9割が女性。働き盛りの男性は近隣に出稼ぎに出ているケースが殆どです。Photo by Garden journalism参加者の9割が女性。働き盛りの男性は近隣に出稼ぎに出ているケースが殆どです。Photo by Garden journalism

今回の公開会議の結果、村の中で2箇所までため池候補地が絞り込まれました。後は掘削業者を交えて、地質などの調査を行い、最終的にまずは1箇所、掘削を行う予定です。

会議の前後にJVCカンボジアの取材に来てくださっていた堀潤さん(ジャーナリスト、Garden journalism 主宰)は、 約3日間私に密着して帰って行かれました笑。どんな仕上がりになるのか、ややドキドキですが、今回の取材の模様は、映像や記事となって配信される予定です。こちらもどうぞお楽しみに!

公開会議の参加者にインタビューを実施する堀さん(右手前)公開会議の参加者にインタビューを実施する堀さん(右手前)

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