東アジア大学生ピースフォーラム 2024年度活動報告
新型コロナウイルスの影響により、2020年から中断している日朝大学生交流は、現在もピョンヤン訪問の再開が難しい状況にあります。そのような中でも、私たちは日本による植民地支配や朝鮮半島の分断に関する学びの機会を絶やさないよう、年間プログラムを継続して実施してきました。
2024年度は「済州4・3に学ぶ」をテーマに、2025年5月に予定している韓国・済州島でのピースツアーを目標として、1年間さまざまな活動を行ってきました。この取り組みは、「済州4・3を考える会・大阪」の継続的な学びの場に、大学生ピースフォーラムが加わる形で進められました。
プログラムでは、済州4・3事件を扱ったドキュメンタリーの鑑賞、済州島出身の在日朝鮮人詩人・金時鐘さんの講演会への参加、そして大阪・東京・三河島でのフィールドワークなどを実施しました。後半からの参加者も多くいましたが、特に3月に行われた三河島でのフィールドワークには約30名が参加しました。
朝鮮人詩人・金時鐘さんの講演会の様子
国内フィールドワーク(大阪コリアタウン歴史資料館にて)
済州4・3事件は、日本の敗戦と朝鮮半島の分断の中で起きた大規模な虐殺事件であり、多くの学生にとっては初めて知る内容だったようです。「知らなかった」という声も多く、朝鮮半島の歴史を深く考える貴重な学びの機会となりました。
2025年5月の済州島でのピースツアーの報告会を開催します!
2025年度のプログラムについてもご案内しますので、ぜひご参加ください!
https://20250713korea.peatix.com/view
【大学生ピースフォーラム】関西フィールドワークレポート 前編
https://note.com/ngo_jvc/n/nda426ca44377
【大学生ピースフォーラム】関西フィールドワークレポート 後編
https://note.com/ngo_jvc/n/n14bf2e84d3d2