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ー教えること、耕すこと、二足のわらじを履くー
アブドゥル・マリークさん
ー教えること、耕すこと、二足のわらじを履くー
2016年度アフガニスタン事業インターン 戸澤 典子
村人物語
2017年1月19日 更新

アブドゥル・マリークさんはナンガハール州ベイスード生まれの59歳、教師となって23年目の経験豊かな先生です。今はワチ・タンガイ高校(小学校・中学校・高校が一緒)で化学を教えています。プライベートでは、5人の息子と7人の娘、合計12人の子どもを持ち、オクラ(英語ではレディフィンガー、"ご婦人の指"と言います。)と茄子が大好物。そんなマリークさんにインタビューをしました。

教壇に立つマリークさん教壇に立つマリークさん

マリークさんはナンガハール県にある教育大学の化学科を卒業、ワチ・タンガイ高校の7学年から12学年(日本の中学2年〜高校3年に当たる)の化学を担当しています。マリークさんは「化学という科目は難しいですが、とても重要です。研究室での実験、研究に没頭することが求められますが、実験に参加して一生懸命勉強すれば、生徒は容易に化学を学ぶ事ができます。」と話してくれました。

マリークさんが勤めている高校の理科施設の状況を尋ねてみると、「アフガン政府が作ってくれた実験室があるのですが、実習実験用の教材がまったくないのです。だから、生徒が化学を理解することが大変厳しい。我々が直面している問題です。」また、問題は学校の設備だけではありません。マリークさんは学校の仕事の傍ら、教員のわずかな給料では家族を養うことができないため、長男に手伝ってもらいながら土地を借り、パートタイムで農業にも精を出しています。  

さらに教育に関わる現在の問題を聞いてみると、「全体的な治安の不安定さがアフガンにとって最も深刻な問題です。この状況は、他セクターの発展を妨げるだけでなく、本、教材の不足、危険なインフラ環境、恒常的な教員不足、さらに女性への文化的障壁、貧困、教育関係当局の脆弱な管理が今日非常に重要な問題です。」と答えてくれました。

マリークさんからの日本の読者にメッセージです。

「時は一旦壊れたら元に戻らないガラスのようなもの。だからこそ時間を大切にし、日々最善を尽くし、今日の仕事を明日に残さず、アフガン人が自分たちの足で立てるよう一生懸命頑張ります。」

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