2014年9月の記事一覧
「避難3年目、それぞれの夏」
1ヶ月ぶりに仮設住宅の集会場にある"サロン※注(1)"を訪問した。避難生活を送っている人たちのための交流の場として、1年ほど前から地元のNPOとJVCが協力し開いている。
"サロン"は、今や住民の生活空間の一部になっている。毎日散歩の帰りに寄り、出してもらったお茶を飲みながらマッサージ・チェアの順番を待つ人たちとひとしきりしゃべった後、自分の仮設住宅の家にもどる。そんな日常のようになった風景が、うがった見方をすれば不安定な暮らしの中に編み出された安定のように見える。