2015年4月の記事一覧
3月8日、防災集団移転のアドバイザー派遣を実施しました。今回は、大浦地区協議会を対象とした先行事例の視察および総会を開催し、住民約20名の参加を得ました。
8日の午前中、気仙沼市大沢(おおさわ)地区の高台移転団地を視察しました。大沢地区の団地が視察先として選ばれたのは、同地区が大浦地区と似通った形状で造成されているためです。当日は、同行した大沢地区協議会のメンバーによる説明を受けながら視察を行いました。
造成が完了した団地内にはすでに数軒の住宅が建設されており、住民からは「宅盤の高さは何cmか?」「隣地から何m離して住宅を建てているのか?」といった質問が出されました。また、整備された公園や電柱、フェンスの様子などが確認されました。
大浦地区協議会において検討が続けられている隣地間段差の土留め工事については、特に念入りにその状況が確かめられました。一方、アドバイザーからは、「家が建つと歩行者の目に入るのは道路側だけになります。今日視察して、道路際を皆で一緒につくっていくという意識が大切だと改めて思いました」との話がありました。