2015年3月の記事一覧
2014年12月、浦島地区振興会(以下、振興会)は、浦島地区住民や浦島地区出身者を対象に、旧浦島小学校施設の活用方法に関する意向調査を実施しました。
この意向調査の目的は、防災集団移転事業や大島架橋事業といった公共工事により、著しく変化した浦島地区の状況を鑑み、改めて地区住民の意向を吸い上げ、その結果を今後の活用方法の検討に生かすことです。
振興会では、意向調査の内容に関する協議を重ね、「旧浦島小学校の施設をどのように活用するべきか」、「将来、浦島地区をどのような地域にしたいか」などの質問事項を盛り込んだ意向調査を作成しました。意向調査は、およそ300名(約140世帯)に配布され、その内、77名から回答を得ました。
1月29日、鹿折中学校仮設住宅の集会場にて第7回「あづまっぺ!『趣味のじかん』」を開催しました。今回は「新年会」を企画し、福笑い、カルタ取り、花札や健康麻雀など数種類のゲームを行いました。
イベント当日、参加した方々はそれぞれが興味のあるゲームで遊び、会場は和気あいあいとした雰囲気となりました。
これまで実施したイベントでは女性住民の参加が多く、男性住民の参加についてはごく限られたものとなっていました。そのため、今回は健康麻雀を取り入れました。その結果、これまでより多くの男性住民の参加を得ることができました。
2015年1月31日(土)~2月1日(日)にかけて、「週末は気仙沼。~海の仕事と人に出逢う旅~」の第1回を実施しました。
これは、養殖体験や見学を通して、JVCが活動を行っている浦島地区(四ヶ浜地域) の暮らしを参加者に満喫してもらうと同時に、地元に暮らす人々との交流を通して、地域の魅力や震災後の今の暮らしを感じてもらうことなどを目的に、昨年から行っているものです。
ツアーは、浦島地区振興会 と日本国際ボランティアセンターの共同企画のもと、地元旅行会社によって実施されました。催行当日は2日ともあいにくの雪模様でしたが、今回のツアーには20代から70代まで計16名が参加してくださり、盛況の中での実施となりました。
東日本大震災からまもなく4年が経過しますが、宮城県気仙沼市では、現在でも、約8,300人の住民が、仮設住宅やみなし仮設などでの「仮の生活」を強いられています。
市内の鹿折地区は、震災による津波と火災のために、甚大な被害を受けました。現在、この地区では、住居や商店街などを新たに建設するため、土地区画整理事業による大規模なかさ上げ工事が進められています。鹿折地区の中心部には市内最大規模となる284戸の集合型災害公営住宅の建設が計画されています。しかし、入札不調により工期が遅れ、その完成は2016年12月まで待たなければなりません。