2013年8月の記事一覧
7月28日、防災集団移転のアドバイザー派遣を実施しました。今回は前回と同様、浦島小学校を会場として三地区(大浦(おおうら)・小々汐(こごしお)・梶ヶ浦(かじがうら))合同の住宅相談会を開催し、約60名の住民の参加を得ました。
相談会ではまず、仙台市から専門家をお招きし「CM(※コンストラクション・マネジメントの略)分離発注方式」についての勉強会を行いました。CM分離発注方式とは、建て主が各種専門工事業者に直接発注する建築方式です。この方式では、従来型と異なり元請け・下請けがありません。そのため、発注プロセスやコストの透明性が確保されるメリットがあります。また、仲介業者による中間マージンが発生しないため、結果としてコスト縮減につながる可能性があります。
一方この建築方式には、工事契約に伴う煩雑な書類の整備といったデメリットや予算・全体工程の超過などのリスクが伴います。そうしたデメリットやリスクに対応するため、コンストラクション・マネージャー(CMr)と呼ばれる専門家が工程管理やコスト管理等のマネジメント業務を行い、建て主をサポートします。CM分離発注方式の説明を受けた住民からは、「各種専門工事業者の選定はどのように進めるのか?」「支払の方法は?」などの質問が投げ掛けられました。
前編に引き続き、気仙沼事業インターンの横山に「気仙沼みなとまつり企画」をレポートしてもらいます。
いよいよ、次はみなとまつりです。3年ぶりに復活した打囃子の大競演には26団体、約800名が参加しているとのことで、大変迫力のある和太鼓の演奏でした。日頃、旧浦島小学校で練習しているという小々汐(こごしお)打囃子保存会の皆さんも参加されており、小さな子供たちも力強い演奏を披露してくれました。まつりの会場への行き帰りに、JVC職員の方が、多くの住民の方々から次々に声を掛けられるところを見て、JVCの活動が地域に受け入れられ、信頼されていることが大変よく伝わってきました。
8月11日、「気仙沼みなとまつり」といった気仙沼の魅力を参加者に体験してもらう企画を実施し、7名の方々に参加して頂きました。
- 普段気仙沼との接点が少ない方々に気仙沼に足を運んで頂き、気仙沼の現状や魅力を感じてもらうこと
- 外部の方々が現地を訪れ、地元の方々と交流する機会を創ることで気仙沼を盛り上げること
がこの企画の目的です。
それでは、当日の様子を今回の企画に参加してくれた気仙沼事業インターンの横山にレポートをしてもらいます。
皆さまはじめまして。6月より気仙沼事務所の新スタッフとなりました伊藤祐喜と申します。どうぞよろしくお願いします。
今回の投稿は一風変わって活動内容についてではなく、気仙沼事務所のスタッフ4人が普段どのような生活を送っているのか紹介します。事務所に泊まることも多く、いわば共同生活。スタッフの1日を知ることで、気仙沼事業により興味を持っていただければと思います。
- 起床
朝は皆それぞれ。朝食をとり、コーヒーを飲みながら三陸新報(気仙沼市、南三陸町を対象)や河北新報(宮城、福島、岩手を対象)という地域の新聞を読んでいます。
- 9:00~ 業務開始
全員で「朝ミーティング」を行います。前日の各スタッフの活動内容、そこで得た情報などを共有します。チーム一体として活動していく上でとても重要な時間です。
その他にも全員で話し合いたい議題があればそこで持ち出し、そのまま長時間に及ぶ議論に及ぶことも。活動の一つ一つを決める上でスタッフ全員が率直な意見を言い合い、全員が納得するまで話し合う、これもチームとして活動していく上で大切なプロセスです。