2月17日よりタイ若手農民交流のスタディツアーに私たちインターン13期生も参加しました。途中に寄ったペットピマーイ農園では、統計も交えた化学肥料の利用法や収益を上げる為の技術を学びました。
私は今までインターンでの生活や大学の授業で有機農業については色々な方から話を聞きメリットを学んできましたが、ペットピマーイ農園長のトーンタマダーさんは化学肥料に反対する人ではなく、適切な量を適切に使用することによって収穫量をあげ収益を上げるという考えを持つ人で、聞くことすべてが今までと異なる視点や考え方でとても新鮮でした。また、「プロの農家に必要なものは40%の理想(目標)と30%の知識と30%の経験」であるとおっしゃっていました。農家の哲学にまで及ぶ話だなあととても印象的でした。
2月19日は私のステイ先でもあるサナムチャイケート有機農業グループのメンバーの畑の見学や組織のシステムについて詳しくお話を聞きました。
メンバーの一員として生活をしていても知らないことや気づかないことも多かったですし、森本さんの通訳のお陰で普段なかなか知ることのできない専門的な内容まで理解することができました。同じく有機農業グループでグリーンマーケットを持つポン郡に滞在しているインターンの根本さんや高畑さんと意見交換をすることでそれぞれのグループの長所短所を理解することができました。
その地域の特性などによって状況は大きく異なるので、どのようなあり方が最も良いということは一概には言えません。
生産者と消費者の顔の見える関係や生産者同士のつながりが強いのがポン郡の朝市の強みですし、生産者の安定した収入やグループ全体としての影響力の大きさがサナムチャイケート有機農業グループの強みです。
2月のカオデーン農園での生活や若手農民交流で受けた刺激を活かして、残り一ヶ月のインターン生活も実りあるものにしていきたいです。