2月8日から12日まで宗教法人妙道会青年部のスタディツアーがカオデーン農園にて行われ、小川と根本はお手伝いとして参加しました。
今回で四回目の開催とのことで、5日間の日程の中で農作業をしたり、魚やアヒル、豚をさばいたり、近くの観光ホームステイ村で現地の家庭にお世話になったりと、タイの生活や命をいただく意味を知れる機会がぎゅっと詰まったプログラムです。インターンで自ら志願して来た私たちと、団体から指名されてきた参加者の皆さんでは気持ちの持ちようも異なります。
アヒルを捌く時も淡々と作業をこなした私たちと異なり、これから捌かれるアヒルを捕まえた瞬間から悲しそうな、申し訳なさそうな表情で抱える姿はとても印象的でした。私のステイ先には家畜はおらず、カオデーン農園で研修をしていたときも途中からしか見られなかった豚を捌く現場にも初めて立ち会うことができました。
まだ可愛らしさも残る子豚の時から餌を与えていたので久しぶりの再会で私よりもずっと重たくなった姿にはびっくりしました。しかし情が移る分、鳴いて抵抗する様子を見ているのは辛かったですし、瞳や肉付き、毛を削いだあとの皮膚の触感などヒトに近い部分も多く、普段当たり前に食べていた豚肉のこういった姿を改めて見てみると、おいしくいただくことのできるありがたみや目の前で命が絶たれる悲しさを通り越して不思議な感じすらしました。