初めての家畜への餌やり、朝食の焼きおにぎりのうまさ、洗剤作りで童心に返り、オリエンテーションでは、インターンの成り立ちを知り、昼休みはタイ語の先生への自己紹介文作成に時間を費やし、お昼の農作業はバナナの植樹で汗だく、泥だらけになった。夕食は心の底から「アロイマーク(タイ語:とても美味しい)」だった。
夕方、タイ語を教えてくれるワラヤー先生も到着し、少し覚えたタイ語や英語を駆使して自己紹介をした。
このインターンプログラムが始まって、本当に色々考えすぎて、参加動機や今後の進路がわらなくなってきている。何をどう伝えればいいのか、それをワラヤー先生に伝えるのも大変だが、自分に対してでもはっきり言って「I don't know!!」である。
そこで考え出したのは、主体性、柔軟性、積極性、当事性の4つ要素が今の自分にとって必要ではないかと思った。これをこれからの自分のテーマにしていきたい。しかしながら、この4つのテーマをさらに具体的に定義付けておかないともしかしたら「佐藤君、それは違うよ」なんて言われて右往左往するかもしれない。思考の土台を強固にするためにも定義づけは大切なことである。
4つの要素のなかで特に必要なのは、「主体性」である。軸となる部分、まだそこが定まっていない、知りたいこと、知らなきゃいけないことが日本海の渦のようにあって、しなければならないこともあるが余裕がない。「これがしたい」ということが見つかれば最高だと思う。「好きなことを世界が終わるまで続けられる」これが指標になると思っている。そういうわけで、しばらくはとことん自分のことだけを考えることにする。