先週までは、午前中オリエンテーション、午後は農作業という日課だったが、今週からインターンの二人は、午前中4時間タイ語学習、午後はみんなで農作業になった。これからだんだんタイ語が話せるようになることでしょう!

午後は、農作業をお休みにし、ゴム植林をしている村内の農家にインタビューに行った。ゴムは元々、南タイが主要生産地だったが、政府の奨励により、最近はイサーン(東北タイ)でも植林する人が急速に増えている。キャッサバやサトウキビなどに続く、新たな商品作物である。このような作物は広い土地に単一で植えるため、土壌が疲弊し、化学肥料の投入量は年々増える。生産者が増えるほど価格は下落し、市場価格は常に安定しない。そのため、生産しても借金が増える一方というサイクルに陥ってしまった農民は少なくはない。それなのに・・・!
今はイサーンの農民はゴム植林に夢中。たしかに現在はとても買価が良いため、飛びつきたくなる気持ちもわかる。しかし、ゴムの収穫は植えてから7年目から。今回インタビューしたノンラックさんは、4年前に植えたので、収穫は3年後。そのときには値がどうかわっているのか…心配…。
(タイ側プログラム調整 森本 薫子)