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学校が破壊された村に、学び舎が戻った!

スーダン現地駐在員 今中 航
2019年8月13日 更新

こんにちは、スーダン駐在員の今中です。
スーダンでは大規模デモにより4月に30年続いた独裁政権が崩壊しました。しかし、実質的に権力を掌握した軍・警察から成る暫定軍事評議会に対し、デモを主導する反体制同盟は文民政権への移行を求めて、対話が重ねられていました。その最中の6月、ハルツームの軍本部前で続けられていたデモ隊による座り込みに対し、治安部隊は武力による強制排除を行い、多くの犠牲者を出しました。エチオピアやアフリカ連合の仲裁によって協議は続き、つい先日、民政移管を可能にする憲法宣言が暫定軍事評議会と反体制同盟によって署名され、市民も概ね歓迎しています。一連の政情不安を受け、日本人駐在員及び現地スーダン人職員は、十分に注意しながら安全を確保し、活動を続けています。

さて、活動地の南コルドファン州では、今回の政変による混乱は少なく、学校建設などの活動を続けています。現在活動の対象としているのは、紛争により反政府地域を含む様々な地域に避難した人々が、情勢の安定を受けて故郷に戻ってきている地域ですが、水・医療・教育など基本的な行政サービスが崩壊し、住民は厳しい生活を強いられています。これは避難民の帰還を妨げる大きな要因ともなっています。

2011年の紛争により破壊された小学校校舎。いまだにこの状態で放置されている。2011年の紛争により破壊された小学校校舎。いまだにこの状態で放置されている。

対象地区の一つであるクルム村では、校舎が紛争により破壊されたままで使用できないため、子どもたちは簡易な草葺の小屋で勉強せざるを得ませんでした。草葺の小屋は風雨の強い日は使用できませんし、動物もしばしば入ってきます。また机・椅子もなく、生徒がぎゅうぎゅうになって床に座り、とても勉強に集中できる環境ではありませんでした。

校舎建設前は、学年に関係なく、1つの小屋で勉強していた。校舎建設前は、学年に関係なく、1つの小屋で勉強していた。

ここからは約3か月の工期を経て、校舎が完成し、引き渡しのためにクルム村まで行ってきた様子を紹介します。クルム村は、JVCの事務所がある南コルドファン州の州都カドグリから北東にたった50kmの距離ですが、雨期に入り、道路状況がひどいため、トラクターをレンタルして向かいました。大きな水溜まりや、泥のぬかるみにタイヤがはまったりして、結局到着するまで3時間30分もかかってしまいました。

大きな水溜まりの前に途方に暮れるトラクターの運転手。大きな水溜まりの前に途方に暮れるトラクターの運転手。
タイヤに水が入ってしまい、新しいタイヤに交換するなど四苦八苦。タイヤに水が入ってしまい、新しいタイヤに交換するなど四苦八苦。

無事に到着し、校舎の引き渡しに際し、青年グループのリーダーであるメッキ―さん(仮名)から、こんな言葉をいただきました。
「村に立派な校舎が戻って、本当に嬉しいです。この村の全ての子どもたちが勉強できるよう、学校に登録するよう呼びかけます。また、学校をきれいに保つとともに、動物が入ってこないように、校舎の周りに自分たち青年グループでフェンスを作ります!」

建設中の写真を確認すると、所々ヤギが写っている。建設中の写真を確認すると、所々ヤギが写っている。
真ん中の白い服を着た男性が校長先生で、教室の鍵も手渡された。真ん中の白い服を着た男性が校長先生で、教室の鍵も手渡された。
この学校では約160人の生徒が勉強することとなる。この学校では約160人の生徒が勉強することとなる。

今は雨期のため、学校は休暇中で、11月から学校が開始されます。それに間に合うように、今後は机・椅子の支援をしていきます。正式な開校式の様子は、今後当ブログにてお知らせしたいと思いますが、引き続き、皆さまのご支援宜しくお願いいたします。

最後に、小学校2年生のファーティマちゃん(仮名)は照れながら、将来の夢を語ってくれました。「一生懸命勉強して先生になりたいの。子どもたちに勉強を教えたいから。」

ファーティマちゃん(仮名/写真中央)は赤ちゃんのときに紛争の影響で避難したが、その後この村に戻ってきた。ファーティマちゃん(仮名/写真中央)は赤ちゃんのときに紛争の影響で避難したが、その後この村に戻ってきた。

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