私たちは家でお手伝いさんを雇っているが、前回話したような事情で、今雇っているジーンさんには辞めてもらうことにした。そこでナイロビへの出張から帰ってきた後、隣の家のお手伝いさんに誰か良い人いないかと聞く。
『この人はどう?』仕事を探しに来ていたリナさん、ハイ決まり。よく仕事をしてくれた。洗濯もしっかりすすいであったし、料理もうまかったし、水も井戸からきちんと汲んでくれていた。
が、3月の給料を払うと、『1週間ウガンダの母のところへ行ってくる。代わりに姉が来るから。』次の日来たのはジャッキーさん。あれっ、リナは2人姉妹で姉はイノセントのはず。それでも『リナは私の妹』と言う。あーなるほど、お母さんが違うんだ。今はイスラム社会ではないのにいいとこどりの一夫多妻。さてこのジャッキーさん料理は下手、洗濯をしてもそのまま。「乾いたらたたんでよ」と言えば、裏返しのままたたんでポイッて始末。子供はいるがハルツームの大学生だと言っていた。やる気が無いならやめてもらおう、すぐにリナさんが戻ってくるだろうということで1週間でクビ。
ほんとの姉のイノセントさんに言うと来てくれた。「で、リナはいつもどってくる?」『ウガンダに行ってケニヤに行ってそれから。』4月も終わりが近づき「リナはいまどこ?」『アメリカに行った。』「はあー?」何なんだろうこの人たち。いい加減ウソばっかりというか責任感なしというか。
イノセントさんも4月の給料を払うと休みがちになった。大学の入試準備だと言う。とうとうまた代わりの人を連れて来た。マリーさん。英語がしゃべれないためコミュニケーションはアラビア語で私としかとれない。この人のすごかったところは3人分の洗濯をして完璧に仕分けをしていたこと。しかし残念なことにいつもご飯は水分多すぎ、その点を除けば特に問題なかったが、7月に自分が一時帰国をするため家に住む他のメンバーとコミュニケーションが取れなくなる。
入試も終わったはずのイノセントさんに頼んでおいて帰国。8月の末に戻ってくると入れ替わっていたが、女性2人の間で激しい言い争いがあったそうだ。彼女は掃除もいい加減、料理は最近手を抜くようになったし無断で休む。土曜か月曜に休まれると水が無い。ということで、本日9月分の給料を払った。来週あたり『2,3日ウガンダに行く。代わりにこの人が来るから。』と言われるのをひそかに期待している自分であった。
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