仕事中に携帯電話が鳴った、ビターレからだ。
『ハロー、イタニ。バイクで出ているんだがガソリンが無い。すぐにイマトンガス(ガソリンスタンド)まで来てくれないか?』
「OK」
ガス欠になってイマトンまで行ったけどお金が無かったんだな、と勝手に思い、お金を持って行くと
『いやガソリンが無いんだ。ここも向こうのスタンドも。ずっとバイクを押してきたんだ。』
市場まで引き返し、道端で1.5Lペットボトル入りを見つけ7SP(3.5$)で買う。やけに高いなーと思いつつビターレのところへ戻って入れてあげる。
『大変だ、ジュバ中のガソリンが無くなった。ウガンダからまったく入ってきていないそうだ。』
今年の雨季は雨の量が多く、ウガンダとジュバを結ぶ道路が寸断され、普段なら1日あれば行ける距離も3週間かかったとか、何十台もスタックしてそこへテントを張って過ごしていると言う話も聞く。ミネラルウォーターも値上がりし店先から消えつつある。ラッキーなことに自分が通勤に使っているバイクは先週満タンにしていたし、水もまだストックがある。雨季ももう終わるので無くなる前には元の状態に戻るだろうと楽観視している。
3日後の朝通勤途中、広場に100台は越えていそうなバイクと数十台の小型乗用車が集まっていた。
何だろう?なにがあった?あっタンクローリーだ。
まるで砂糖に群がるアリのようにタンクローリーに群がるバイタク(バイクタクシー)の兄ちゃん達。これは写真に収めたい光景だ。しかし見つかるとヤバイ、やめておこう。自分のバイクがガス欠になったらどうしよう。あれでは丸1日並んでいても順番は回ってきそうに無い。そうなったら歩くしかないなーと、あきらめてしまう今日この頃。
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