
ある朝、通勤の途中でガソリンスタンドを見てびっくり!何十台ものバイクが殺到し、あふれかえっているではありませんか。一体どうしたのか?ジュバのガソリンスタンドが次々に品切れになり、最後に残ったこのスタンドに殺到しているのです。
日曜日に町を歩いていると、バイクで駆け回るJVC整備工場のスタッフに会いました。「ガソリンを探し回っているんだけど、町では全然見つからない。これから町外れまで行ってみる。」
2005年の和平協定後、周辺国に逃れていた難民や国内避難民の帰還によってジュバの人口は急増しています。しかし、20年以上にわたる内戦の影響で、必要な物資を生産、供給する能力は圧倒的に不足。ガソリン、ぺットボトル飲料水、果実・野菜など、多くの物資はウガンダからの陸上輸送に頼っています。(または、スーダン北部からのナイル川河川輸送)
しかし道路は未舗装の悪路の連続。特に今年の雨季は雨が多く、あちこちで冠水しているようです。地元の新聞によれば、ウガンダ国境方面では大型トラックなど800台の車両が泥水の中で立往生しているとか!
JVC整備工場では1日1本のペットボトル飲料水をスタッフ・研修生に提供していますが、9月の一時期はジュバからペットボトル飲料水が姿を消し、私たちスタッフが町中を探し回ってやっと見つけ出しました。しかし値段は1.5倍以上に高騰。整備工場でのペットボトルの提供は、一時ストップせざるを得ませんでした。最近やっと価格が少し下がり、そして日々増していく暑さに我慢できないこともあって、冷たいペットボトルの提供を再開しています。
さてガソリンですが、現在の価格は1リットル5スーダンポンド(約290円)。以前は3ポンドでした。いくら物価高で有名なジュバでも、あまりに高い!何でも周辺国に頼らなければいけないこの状況を改善することも、南部スーダン復興の重要な課題です。
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