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二人の日本人メカニック

JVCスーダン現地代表 今井 高樹
2007年9月13日 更新

日本に一時帰国していた井谷が8月末に戻り、坂本と合わせてJVC自動車整備工場はいよいよ日本人車両専門家二人の体制になりました。井谷、坂本ともに日本で整備士としての経験を積んだ後に青年海外協力隊に参加、そして現在はJVCのスーダン事業に参加しています。

日本人専門家の仕事は大きく分けて二つ。国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)が使用する車両の整備・修理を通じてスーダンへの難民帰還事業をスムースに進めること。もうひとつは、整備工場が受け入れている元難民の研修生15名に対する教育(実地研修と講義)です。

研修生たちを相手に講義にも熱が入る研修生たちを相手に講義にも熱が入る

今年6月に赴任した坂本がまず驚いたのは、南部スーダンを走る車両の消耗が想像以上に激しいことでした。「日本では考えられないようなダメージを受けて入庫してくる車両も多い。20年以上続いた内戦のために道路は荒れ放題になっており、車両にかかる負担は非常に大きい」こうした状況の中で難民帰還事業を進めるために、自動車整備工場が果たす役割は決して小さくありません。

テスターの使い方を研修生に説明する井谷テスターの使い方を研修生に説明する井谷

15名の研修生は、1年半から2年という期間をかけて日本の3級整備士に相当する技能取得を目指して勉強しています。その彼らに、井谷は「意識して厳しく接している」と言います。「これからの国作りは彼らが中心にならなければいけないのに、その自覚が感じられないこともある。勉強すべき時にクルマの中に座りこんで休んでいるのを見つけたら『何やってるんだ』と蹴飛ばしてやることもある」。

既に15万人以上の難民が周辺国から帰還を果たしましたが、まだ多くの人が難民キャンプに残っています。日本人メカニックの活動は、これからも続きます。


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