アジア・中東・アフリカで活動する国際協力NGOです。
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南アフリカでの活動

南アフリカでの活動

南アフリカ事業担当 渡辺 直子
2021年4月23日 更新

  「世界一の格差社会」南アフリカ共和国(以下、南ア)。特に35歳以下の若い世代で失業率が50%を超えています。 また「世界最多のHIV陽性者」が暮らし、大人の5人に1人が感染しています。 厳しい社会状況下で、14歳以下の子どもの約7割が貧困下に暮らし、エイズで親を亡くす「エイズ遺児」が後を絶ちません。 なかでも農村部の貧困家庭の子どもたちは、身近な大人が出稼ぎで不在ななか、食べ物へのアクセスも限られるなど大きな課題に直面しています。 こうした社会状況が世代を超えて悪循環しています。

JVCは困難な家庭環境下の子どもたちをサポートしています。

活動地

  JVCは、リンポポ州ベンベ郡にある2つの村で活動しています。 最北部にあるリンポポ州は、南アの中でも「貧困州」と位置づけられ、医療・教育・インフラのレベルが他州に比べて不足しています。

現在の活動一覧

困難な家庭環境にある子どもの支援

  南アの各地には、エイズの影響を含めた保護者の不 在、貧困など、困難な家庭環境にある子どもたちがいます。

JVCが南アフリカで目指すこと

  黒人人口が多く暮らす農村部では、アパルトヘイト(人種隔離政策)時代に伝統的な農牧畜業が「破壊」され、収入を都市部や鉱山などへの出稼ぎに頼らざるを得ないなか、多くの家庭では、親の出稼ぎにより高齢者と子どもだけが残されています。 エイズで親を亡くす「エイズ遺児」も後を絶ちません(南アにはエイズ遺児が約170万人いるとされ、世界のエイズ遺児の10人に一人が南アフリカの子どもです)。

  社会環境が厳しいなか、南ア農村部の貧困家庭の子どもたちは、身近な大人から必要なサポートが受けられず、食べものへのアクセスすら難しいのが現実です。 その結果、十分な教育を受けられないまま、職に就くことができず、その中で将来への希望を失い、犯罪、暴力に巻き込まれ、レイプ、HIV感染など様々なリスクにさらされています。 未来を担う子どもや若者がこのような状況にあることは、世代を超えて社会が悪循環する要因にもなっています。

  JVCは、「次世代」への影響という悪循環を断ち切り、南アの社会的状況の改善を目指しています。 JVCが支援する「子どもケアセンター」の活動を通して、親がいないなどの子どもたちを支えあう仕組みや地域づくりを築きあげます。 「支え合い」のなかで自分の価値を知り、考える力を身につける子どもが増えれば、「支え合い」のなかで正しい選択と行動をとれるようになります。 そうした子どもたちが育ち、次の世代を支えることで、社会を少しずつ「いい方向」に向いて改善させてきます。今後は、リンポポ州ベンベ郡での活動成果をモデル化し、周辺地域に広げていきたいと考えています。

活動地のストーリー

  5人の子どもの母親でシングルマザーでもあるムトゥハディニさん(50歳)。 収入はケアボランティア手当(月約1.5万円)と、幼少の子ども2人の子ども手当(月約1万円/2人)だけ。 菜園づくりを始めてから「食べ物について心配する必要がないことは大きく、節約ができて助かります」と話してくれました。 2番目の女の子が奨学金をもらって大学に通っているため、節約した資金で娘さんのサポートができるそうです。

  また「正直言うと、昨年JVCと菜園づくりの研修を始めたときは、最初はあまり関心がなかったのです。 でも研修後に、人生ではじめて自分で菜園をつくり、作物を収穫したときに、大きな喜びを感じました」といいます。 こんな経験をもたらしてくれた菜園づくりを、早くOVCたちにも教えたいそうです。

南アフリカ事業スタッフ紹介

渡辺 直子(東京事務所スタッフ)
南アフリカ事業担当/海外事業グループマネージャー

【プロフィール】 愛知県出身。 大学卒業後、ボランティア活動をしながら海外を放浪、その後イギリスの環境保護NGO勤務、日本の大学院を経て2005年南アフリカ事業担当としてJVCへ。 高校生のときに見た湾岸戦争の映像にショックを受け、紛争のない世の中になってほしい、「こんな社会を変えたい」と強く思ったことが原点。 JVCに来てからは、たとえば農業の活動を通じて、「収入」や「生産量」というようなデータでは測れない、「安心」や「誇り」が現地の人たちにもたらす喜びや幸せを支えていける社会をどうやってつくっていけるのか・・・といったことを南アフリカの人たちに学びつつ模索中。 2009年から南アフリカHIV/エイズプロジェクトマネージャー、2010年より同国現地代表を経て、2012年度より再び現職。 日本のODAによる「プロサバンナ事業(農業開発)」で現地モザンビークの小規模農家たちが事業に反対。 この課題に取り組むための日本政府に対するアドボカシー活動も行う。 2017年度より地域開発グループマネージャー、2020年度より現職。

【リンク】Twitterで、 南アフリカ事業プロサバンナに関する取り組み、たまに愛猫たちのことなどをつぶやいています。
ぜひフォローしてください。アカウントはこちら 【2020年度にやってみたいこと】自粛期間中、運動不足解消にと朝昼晩20分ずつのヨガを始めた。これを習慣化させたい。 tokyo_interview2.png
ドゥドゥジレ・ンカビンデ(現地スタッフ)
プロジェクトコーディネーター

【2020年度にやってみたいこと】エレガントでセクシーな50歳を目指して10kg痩せる。毎日5キロのウォーキングを始めた。 『家族といっしょに野菜を食べたい!』
モーゼス・シャバニ(現地スタッフ)
経理担当

【2020年度にやってみたいこと】自宅の敷地で菜園を作っている村の子どもたち。彼らをサポートするための苗床をつくる!
フィリップ・マルレケ(現地スタッフ)
プロジェクトフィールドアシスタント

【2020年度にやってみたいこと】敷地をきれいにして、もっとメイズ(南アフリカの主食のトウモロコシ)を植えたい!

(2021年4月現在)

南アフリカ事業とSDGs

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  「SDGs」と呼ばれる「持続可能な開発目標」(Social Development Goals、以下SDGs)は、2015年に国連が定めた目標です。 「誰一人として取り残さない(leave no one behind)」を合言葉に、2016年から2030年までの間に世界が達成すべき17つの項目を挙げています。

南アフリカ事業に関連深いゴールは下記になります。

  • 目標1: 貧困をなくそう
  • 目標2: 飢餓をゼロに
  • 目標3: すべての人に健康と福祉を
  • 目標4: 質の高い教育をみんなに
  • 目標5: ジェンダー平等を実現しよう
  • 目標8: 働きがいも経済成長も
  • 目標10: 人や国の不平等をなくそう
  • 目標11: 住み続けられるまちづくりを
  • 目標16: 平和と公正をすべての人に

パートーナー団体紹介

  • ムペゴ・子どもケアセンター
  • ンタナノ・子どもケアセンター

  活動村の女性たちが中心となり運営しており、エイズの影響を含めた保護者の不在、貧困など、困難な家庭環境にある子どもたち(Orphan and Vulnerable Children/孤児・脆弱な子ども、以下OVC)のためのケアセンターです。

これまでの活動

  南アフリカにおける、これまでの活動は過去の活動ページにまとめてあります。

南アフリカについて知る

  ブログなどで、ぜひ現地での活動についてご覧ください。

南アフリカの人々を応援する

約5,000円で・・

  親のいない子どもなどが通う村のセンターで、子どもたちをケアする村のボランティア1人が、子どものケア(カウンセリング、社会心理、虐待、子どもの人権などなど)に関する5日間の研修を受けることができます。

  皆様のお力で支援を届けることができます。

※なお、2017年度の南アフリカの活動は以下の皆さまからの助成金・ご寄付などにより支えられています。
・生活協同組合 パルシステム東京「平和カンパ」
・宗教法人 真如苑
・連合(日本労働組合総連合会)「愛のカンパ」
・JVCへの無指定寄付
・JVC南アフリカへの指定寄付
・その他、クラフト雑貨販売収益、講演時講師料など

この活動への寄付を受け付けています!

月500円からのマンスリー募金で支援する

今、日本全国で約2,000人の方がマンスリー募金でご協力くださっています。月500円からの支援に、ぜひご参加ください。

郵便局から募金する

郵便局に備え付けの振込用紙をご利用ください。

口座番号: 00190-9-27495
加入者名: JVC東京事務所

※振込用紙の通信欄に、支援したい活動名や国名をお書きください(「カンボジアの支援」など)。
※手数料のご負担をお願いしております。

JVCは認定NPO法人です。ご寄付により控除を受けられます(1万円の募金で3,200円が還付されます)。所得税控除に加え、東京・神奈川の方は住民税の控除も。詳しくはこちらをご覧ください。

遺産/遺贈寄付も受け付けています。詳しくはこちらのページをご覧ください。

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