2012年7月の記事一覧
先週7月18日は、ネルソン・マンデラの94歳の誕生日でした。さすがに、「南アフリカの父」のお誕生日。数日前から、TV、新聞、ラジオ...どこもマンデラ一色。さらに、数年前からこの日は、『ネルソン・マンデラ・デー』として国際的にも祝われるようになっています。マンデラ氏が南アフリカの民主化のために闘った67年間を祝って、この日に67分間のボランティア活動を行うことが、南アフリカ国内でも、国際的にも奨励されています。
JVCが活動するリンポポ州ベンベ郡の周辺9つの村のうち、ひとつはタウンシップを含みます。南アフリカで一般的に『タウンシップ』というと、ソウェトなど、アパルトヘイト(人種隔離)政策下で、都市周辺に設置された黒人強制居住区のことを思い浮かべますが、ここでは通称RDPハウスの立ち並ぶ、貧困層向けに作られた比較的新しいコミュニティを指します。RDPハウスとは、政府の復興計画(RDP=Re-development Plan)の下、貧困層向けに建設された家のことを言います。
ベンベ郡に新しい事務所がようやく開設されました。
プロジェクト地からは、車で30~40分。リンポポ州で3番目に大きい街、マカド(旧名:ルイス・トリハード)に事務所を構えることになりました。以前は、事業を実施する村の中に、プロジェクト担当の日本人が住み込んでいましたが、通信や交通の便、またパートナー団体との距離感などを考慮して、少し離れた中心街に事務所をもつことにしました。