2010年9月の記事一覧
2日目 7月26日(月)
朝、一足遅れて参加のJVCパレスチナ担当・藤屋と合流し、シェア・タイの活動地であるケマラート市へ移動しました。今日はここで開催されるろうそく祭りのパレードにシェア・タイの皆さんと参加します。ろうそく祭りとは毎年7月末にウボンで行われる仏教行事で、この日は祝日となっています。本場はウボン市のお祭りのようですがケマラートでも小規模に行われるということでこちらに参加させていただくことになりました。
初日 7月25日(日)
西山さんと私は前日にバンコク入りし、空港で一行を出迎えました。到着予定の8:30amから待機すること約1時間、9:30頃にセーターやコートを着込み、ブーツを履いた南ア一行が無事ゲートから出てきました・・・。7月は南アの真冬の時期にあたります。参加者が住んでいるリンポポ州は南アフリカの北部にあり南アの中では暖かいほうなのですが、それでもこれから二週間、真冬⇒アジアの蒸し暑い気候の変化で体調を崩さないか心配されます。ひとまず空港から出てきた参加者たちが長時間のフライトにも関わらず元気な様子で一安心しました。普段南アで会っているメンバーにタイで会うのは変な感じですが嬉しさが増したりもします。お互い旅の始まりに興奮しながらハグをして挨拶を済ませました。
2005年度から南アフリカのリンポポ州で活動をしているHIV/エイズ陽性者支援事業。今回7月25日(日)〜8月5日(金)の予定でこの活動の参加者7名を連れてタイへスタディツアーに行ってきました。タイは世界的にも有名なHIV/エイズ政策の先進国で、2000年代に入ってから感染率が下がってきています。また、JVCのかつての活動地を始めとし、有機農業を通じた活動など市民運動も盛んなところで、今回のツアーはこうしたタイの事例に学ぼうということで計画されました。参加者は南アフリカからは、JVCの現地パートナー団体であるポロションとLMCCからそれぞれダイレクター、在宅介護ボランティア、陽性者サポートグループメンバー各1〜2名ずつ計7名とJVC現地スタッフのドゥドゥを合わせた8名(男性1名のみ)が参加しました。日本からは、JVCパレスチナ事業担当の藤屋(保健師であるため今後の事業に対してアドバイスがほしいということで筆者より要請)、渡辺の2名です。現地では、JVCと共同で本プロジェクトを実施しているNGO・シェアでタイ担当をされている西山さん、シェア・タイの広本さんや現地スタッフの方々、元JVCタイスタッフの森本さん、JVCとかつて活動をしていた「地場の市場」委員会の方々らが受け入れてくださいました。このツアー、私も含め、参加者全員にとって大きな学びをもたらしてくれました。笑いあり、涙あり(?)の珍道中でもあったツアーの様子をこれから数回に分けてお伝えしていければと思います。