
パレスチナ事業担当: 藤屋リカ
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パレスチナ自治区では子どもの9割以上は不安や恐怖を感じているといわれ、多くは悪夢、夜尿、集中力の低下などなんらかのトラウマ
(心的外傷)の兆候があると報告されています。
ベツレヘム地区は2000年から2002年まで激しい銃撃戦が続き、外出禁止令や戦車や軍用ジープ
による監視なども日常的にありました。
現在、特にその時期に乳幼児期だった子どもたちに多くのトラウマの症状がでています。
JVCは、ベツレヘム地域唯一の、重度のトラウマを抱える子どもたちに治療と教育を提供している
特別学校「ホーリー・チャイルド・プログラム(HCP)」との共同で、
言語療法や音楽療法によるトラウマのケアを支援しています。
言語療法・音楽療法それぞれの専門家による療法の実施に加え、学校の
スタッフのトレーニングも同時に行っています。
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No.148 ホーリー・チャイルド・プログラムでの活動 2006/2/23
No.142 ホーリー・チャイルド・プログラム(2) 2006/1/12
No.140 ホーリー・チャイルド・プログラム 2006/1/5
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