
パレスチナ事業担当: 藤屋リカ
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■栄養改善支援 ガザの幼稚園にて |
移動が制限され、農地などの生産基盤の破壊が進むパレスチナで、自治区の貧困率は75%にも及ぶといわれます 。それに伴い、栄養失調、貧血が蔓延し、特に子どもたちの身体、知的両面の成長が脅かされています。
JVCでは2003年2月から、栄養失調率の特に高いガザ地区で、幼稚園児に一日1パックの牛乳と栄養強化ビスケットを配給する事業を開始しました。現在、ガザ北部・中部・南部の6つの幼稚園、約600人の園児を対象に配給を行っています。この事業はアメリカ・イギリス・パレスチナのNGOと共同で実施しています。ナブルスの牛乳工場から牛乳パックを購入し、通常ならば制限されるガザ地区までの輸送を国際NGOが担うことで、自治区の地域産業の維持にも役立っています。さらに2003年9月からは、牛乳に加えて栄養ビスケットも配給し、園児の母親、先生たちにも栄養教育を行うことで、緊急支援ではありながらも持続的な栄養改善を目指しています。
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事業報告
2004年9月〜2005年8月
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