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パレスチナでの活動

子どもの栄養改善支援(ガザ地区)

JVCパレスチナ事業
2021年4月16日 更新

東京23区よりも面積が小さい(40km×10km)、パレスチナ・ガザ地区では、2007年以降、イスラエルによる封鎖がさらに厳しくなり、人や物資の移動が厳しく制限されています。 また繰り返されるイスラエルからの軍事攻撃によって、経済は壊滅状態にあり、2020年6月現在、失業率は49.1%、貧困率は64%、人口のうち約7割の人々が食料不足に陥っているといわれています。

この様な厳しい情勢の影響を特に受けているのは子どもたちです。 例えばガザの子どもたちの栄養失調や貧血の割合は非常に高く、2018年のUNICEFの調査によると、5歳以下の子どものうち約3割が貧血であるといわれています。 恒常的な栄養不良は長期的な発育にも悪影響を及ぼし、子どもたちの健全な成長の機会を奪っています。

JVCはこうした状況を受け、2002年から、国際NGOや現地NGOと協働して、子どもの栄養改善事業を行っています。 初期の頃は、 幼稚園児への鉄分強化牛乳と栄養ビスケットの提供子どもたちの栄養不足を補うための養鶏事業などを行っていましたが、 より持続的に子どもたちの栄養改善につながるような活動の必要性が出てきました。

そこで、2011年からは、母子保健に特化した活動を行う現地NGOであるArd El Insan(AEI: アルデルインサーン 日本語訳:人間の大地)とともに、子どもの栄養状態を改善するための教育を中心とした活動を行ってきました。 2019年からは、栄養改善に加えて、子どもの発達と発育を内容に加え、保護者への知識の伝達を実施しています。

AEIの保健師やボランティアと共に、栄養失調予防の知識と活動が地域に根付き、将来を担う子どもたちを地域で守っていく「仕組み」作りの支援を行っています。

活動概要

活動 母子保健に特化した活動を行う現地NGOであるArd El Insan(AEI:人間の大地)とともに、子どもの栄養状態を改善するための教育を中心とした活動を行ってきました。 2019年からは、栄養改善に加えて、子どもの発達と発育を内容に加え、保護者への知識の伝達を実施しています。
目的 学校保健委員会の自発的な活動を動力源にし、学校教師や教育省、学校を取り巻く地域の住民を巻き込みながら、地域が抱える保健の問題の解決方法を人々自身が探り、実施する仕組みを創る。 また、保健委員会の若者たちの能力を高めることで、彼らの尊厳を取り戻し、政治的状況のため生じる圧力への抵抗・回復力(レジリエンス)を高める。
期間 2015年12月〜(現在も継続中)
活動地域 パレスチナ・エルサレム県に位置する以下16コミュニティ
・分離壁のエルサレム側:ワディー・ジョーズ、エルサレム旧市街(3箇所)、ベイト・ハニーナー、スール・バーヒル、スィルワーン
・分離壁のヨルダン川西岸側:アブー・ディース、アル・アイザリーヤ、ヒズマー、アナーター、アッラーム、シュアファート難民キャンプ、ダーヒヤ・アル・バリード、アッサワーヒラ、アッシェイフ・サアド
活動対象 学校保健委員240人、学校生徒1,600人、学校教師32人、政府職員10人、保健委員会を支える地域保健サポートチーム80人、地域住民3,680人(計:5,642人)
予算 外務省の日本NGO連携無償資金協力を得て事業を展開しております。
外務省の該当ページ
・活動の実施計画はこちら(PDF)

2019年度活動報告

2018年度に続き、ガザ地区中部で子どもたちの栄養状態を改善し、健やかな成長を地域で守るための仕組みづくりを行いました。 現地NGO「人間の大地」の保健師、地域の健康促進ボランティアとともに、3歳以下の子どもの健診を行い、経過観察を要する場合は1ヵ月後に再健診を、治療を要する場合には施設を紹介しました。

また保護者や妊産婦に対し、発達・発育、母乳育児の講習、調理実習を伴う栄養講習を実施。 子どもの脳の発達に役立つおもちゃを作るワークショップも行いました。 座学と実地研修を受けたボランティアの女性40名は、継続的に活動に関わっています。

子どもたちの健康、そして自分たちの尊厳を守るために、個々人や地域社会全体ができることはたくさんあります。 ガザのボランティアさんたちが日々積み重ねていく活動が少しずつ地域社会に根付き、そしてガザの将来を担う子どもたちを守っていくための「仕組み」となること。

現地で力強く生きようとする人を支えて、共に歩んでいくこと。これらを大切にしながら、JVCは活動を続けています。

これまでの活動の成果

子どものケアに必要なものの購入や受診には、決定権を持つ男性の理解が不可欠です。 2019年度からは、これまで対象としてきた女性に加え、男性にも講習に参加してもらいました。 講習の中には「前向きな子育て」というテーマもあり、参加者は子どもとのコミュニケーションの取り方についてお互いの経験を共有し、話し合いました。 「子どものことをもっと知りたい」「ボランティアに参加したい」という熱心な男性たちも現れ、子育ては母親が行うもの、という考え方が根強い現地の社会において、少しずつですが、変化が起きています。

JVCが、ガザ地区で過去に実施した事業については、「過去の事業」をご覧ください。

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