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現地ブログ from パレスチナ

パレスチナ最新情報

パレスチナ駐在の山村が、ガザ地区の様子やエルサレムでの暮らしをお届します。

ガザのトンネル
‐イブラヒムの死について

パレスチナ現地代表 金子 由佳
2016年8月16日 更新

8月9日、ガザ市シュジャイヤで掘られていたトンネルが崩壊して、作業に携わっていた8人が怪我をしたというニュースが流れました。また13日には同じように作業に携わっていた1人がトンネル内で感電死したというニュース(リンクはこちら)がありました。こうしたトンネル崩壊や掘削による事故はガザでは度々起こり、封鎖以降関連の事故で亡くなった人は、2014年までに400人に上ると言われています。

「ISはムスリムじゃない、マフィアだよ」

パレスチナ現地調整員 並木 麻衣
2016年8月 4日 更新

「ダーイシュ(IS)は断じてイスラーム教徒じゃない。彼らはマフィアだよ」
パレスチナに滞在しているこの1ヶ月半で、イスラーム教徒たちから何度この言葉を聞いたか、私ははっきりと思い出せません。お土産屋のお兄さん、カフェのオーナー、敬虔なムスリムのおじちゃん、NGO職員.........。そして今日も、ガザで同じ言葉を聞いたのでした。

燃えさしのタバコで思い出した、東エルサレムの子どもの現実のこと

パレスチナ現地調整員 並木 麻衣
2016年7月25日 更新

こんにちは、エルサレム事務所の並木です。

先日、エルサレムの東側(パレスチナ側)にある事務所を出て歩いていたら、私の身体の右横を少年がかすめていきました。思わず「わっ?!」と声を上げてしまいましたが、振り返った彼の手には、私が持っていたはずのゴミ袋3つ。小学校高学年か中学に上がったばかり程に見える彼は、「これ、ゴミでしょ? 捨てておいてあげるよ」と言って、二度と振り返らずにどんどん歩き出し、私は反対にぽかんとして立ち止まってしまいました。

5年後のイスラエル

パレスチナ現地調整員 並木 麻衣
2016年7月 7日 更新

(※この記事はラマダン終了前に書かれた記事です。)

こんにちは、エルサレム駐在中の並木です。こちらはラマダーン終了まであと少し。日中は水も飲まない断食で辛そうなムスリムの人々も、夜は家族や友人で招待しあって、一緒に断食明けの食事を楽しむ「イフタール」でうきうきと過ごしています。
 私も、10年来の友人のお家に招待をいただいて、仕事のあとに彼女が住む街へ向かいました。エルサレムから1時間半、100kmを超える長距離バスの旅です。

パレスチナのコンテンポラリー・ダンス

パレスチナ現地調整員 並木 麻衣
2016年7月 4日 更新

こんにちは! 6月からエルサレムに駐在している並木です。

季節は夏、すでに日中は外を歩くのが辛い日差しの強さですが、パレスチナっ子たちによれば、これからどんどん暑さが増していくのだそうです...。しかも、季節はラマダーン(イスラームの断食月)。学校は夏休みを迎えていて、学生たちは皆、親元に帰省しています。

ラマダーンと夏休みのため、私が主に担当する東エルサレムの活動も、少しペースがスローダウンしています。その代わり、街はラマダーンのお祭りで夜中まで大賑わい! たくさんの催し物があり、私もお誘いを受けて参加してみました。

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(Search for Common Groundウェブサイトより)

お待たせしました。イスラエルNGOの紹介、第二弾です。

Search for Common Groundは、1982年に米ソ対立の緩和を目的に米国で設立された団体です。世界53ヵ所に事務所を持ち、アジア、アフリカ、中東、東ヨーロッパで活動を展開しており、紛争解決の分野では世界最大のNPO/NGOです。

1)AIC:The Alternative Information Center

オルタナティブ・インフォメーション・センター(The Alternative Information Center、以下AIC)は、1984年に設立されたイスラエル・パレスチナ合同の団体です。

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(AICウェブサイトより)

ガザ地区北部ジャバリア市ビルナージャにおける貧血児への地域密着型アプローチの成果ガザ地区北部ジャバリア市ビルナージャにおける貧血児への地域密着型アプローチの成果

2016年3月7日、8日にヨルダンで行われたパレスチナのランセット(医学)学会にて、2014年4月~2015年7月までJVCがガザで行った母子栄養失調予防事業の成果をポスター発表する機会がありました。遅くなりましたが発表内容を邦訳しましたのでここに掲載したいと思います。
※ポスターの邦訳は右図をクリックしていただくとご覧いただけます。

【パレスチナを支援するイスラエルのNGO】
連載開始のごあいさつ

パレスチナ事業担当 並木 麻衣
2016年3月23日 更新

こんにちは、JVCパレスチナ事業担当の並木です。
私は普段、パレスチナやJVCの事業についての講演を行っていますが、その中でよく聞かれる質問があります。それは、「パレスチナの占領について、イスラエルの一般市民はどう思っているんですか?」というものです。そういったご質問には、イスラエルにも色々な立場や考えをもつ方がいることをお伝えし、「中にはパレスチナの人々と協働し、占領問題に向き合うイスラエルの団体もあります」とお答えしています。
JVCスタッフも、これまでに10の団体に聞き取りを行っています。また一部団体については、活動現場を訪問させてもらったこともあります。そこで、次回からシリーズものとして、パレスチナを支援するイスラエルのNGOをご紹介したいと思います。

なお、イスラエルのNGOへの聞き取りプロジェクトを実施したのは、現地事務所に来てくれた大学院生のインターン・小寺愛惟さんです。3ヶ月の期間、現地に滞在し、事業をお手伝いいただきながらプロジェクトを進めてくださいました。
以下に、彼女の言葉をインターン報告書から一部抜粋してご紹介したいと思います。

関西地方で活動する市民団体、「パレスチナの平和を考える会」 の会報誌『ミフターフ』42号(2016年1月刊行)に論説記事を寄稿しました。この記事では、昨年10月から多数の死傷者を出しているパレスチナ/イスラエルでの情勢悪化について解説しています。以下、この記事を転載いたします。

パレスチナ人が怒る本当の理由

エルサレム旧市街に礼拝に向かうパレスチナ人の出入りを制限する、イスラエル軍検問所。2015年10月16日撮影。エルサレム旧市街に礼拝に向かうパレスチナ人の出入りを制限する、イスラエル軍検問所。2015年10月16日撮影。

10月1日から11月17日までの48日間に起こった、イスラエル軍によるパレスチナ人のデモ隊に対する弾圧や病院の襲撃、パレスチナ人によるイスラエル兵や入植者に対する殺傷事件(未遂事件含む)により、パレスチナ人の死者は84人、負傷者約1万人、逮捕者1,670人、イスラエル人の死者は14人、負傷者282人に達した(Al-Hayat Paris、2015年11月17日付記事)

今回の衝突の発端は、イスラームの聖地であるアル・アクサー・モスクと岩のドームのある聖域「ハラム・アッ・シャリーフ」(ユダヤ教では「神殿の丘」と呼ばれる)へのイスラエル人入植者や兵士の強引な侵入が繰り返され、パレスチナ人に対する入域制限が強化され、それに対してパレスチナ人の怒りが爆発したことにあると言われる。欧米や日本のマスメディアでも「聖地エルサレムを巡る対立」が原因だと報じられる事が多い。

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