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3月、東京事務所で日々パレスチナ事業を支えてくださっているボランティア・チームのメンバーが4名、エルサレムにやってきました。パレスチナの色々な地域の視察やボランティア活動を行う彼らの滞在中に、私が行いたかったイベントがあります。それは、「難民キャンプのおばちゃんたちとの交流」。
パレスチナで見かける光景に、「ああ、昔はきっと日本もこうだったんだな」と思うことがあります。例えば、小学生くらいの子どもが乳児の弟や妹を抱きかかえて歩いている時。例えば、近所のお母さんが“悪さ”をしたよその家の子どもを叱っている時。ベツレヘムのベイト・ジブリン難民キャンプに住むタマームさんの家族は、私に「家族」というものを改めて考えさせてくれる家族です。
一年に一度の、ベイト・ジブリン難民キャンプの女性グループの研修旅行。朝7時。せっかくの旅行なのに、この日は朝から怪しい雲行き。集合場所でどんより重い空を見上げて心配する私に「大丈夫よー、晴れるわ!」と声をかけながら、鍋ごとお昼ご飯が入っているであろう大きなかばんをバスに詰め込む女性たちは、今にも鼻歌を歌い始めそうな表情です。
昨年末からのガザ情勢に対する緊急対応に追われていて、しばらくベツレヘム、ベイト・ジブリン難民キャンプの女性グループを訪問することができないでいました。女性たちは順調に仕事をこなしており、またこの間、材料費や賃金などの設定を再度計算したりと、彼女たちなりに色々な仕事を進めてきました。久々の訪問が年明け最初だったので、メンバーを集めて会議と技術向上のためのワークショップを行うことになりました。
まだ、ガザがイスラエルの軍事攻撃にさらされている1月中旬、ベツレヘムの難民キャンプの女性グループを訪れました。今日は刺繍技術向上のためのワークショップをすることになっているので、女性達が集まっています。日本からの「お土産」を渡すのに好都合です。