アジア・中東・アフリカで活動する国際協力NGOです。
  • JVC facebook
  • JVC twitter
  • イベントメルマガ配信中
  • 文字サイズ:大きく
  • 文字サイズ:中くらいに
  • 文字サイズ:小さく
JVC English website

【東エルサレム・保健指導】
4年事業を終えて シンポジウムで見えた子どもたちの成長

パレスチナ現地事務所インターン 中村俊也 パレスチナ現地代表 山村 順子
2020年2月25日 更新

2月4日に、JVCが4年間にわたって支援してきた東エルサレム事業の締めくくりとして、西岸地区の中心地・ラマッラーにあるパートナー団体のシアタールームにてシンポジウムが行われました。

この事業は、東エルサレムに住むパレスチナ人青少年の「レジリエンス」を向上させること、そして生徒が地元のNGOと協力することで、地域の保健環境を向上させることを目的として実施してきました。レジリエンスとは「困難な状況・出来事に遭遇してもしなやかに立ち戻る抵抗力」のことで、イスラエルの占領に日常的にさらされているパレスチナ人地域において、状況に自分たちが「慣れる」のではなく、人間性が保障される生活を守るために抵抗し続ける地域としての力のことを指しています。この事業では地域の若者たち、特に19校の学校保健委員会の生徒たちが中心となり、JVCや現地のパートナー団体、および地域の人と共に、地域や学校で様々な活動に取り組みました。具体的には彼らが学校の代表となって、医師やヘルスワーカーから応急処置、学校環境、保健衛生、危険回避などのトレーニングを受け、それを学校の他の生徒や地域に還元する、というのが主な活動の流れです。

また、青少年の「レジリエンス」を向上させるために、若者が活動の中心になることを通じて、彼ら・彼女たちの間にリーダーシップを育てること、また、地域保健の状況を改善するだけではなく、彼らが地域の環境を改善することによって若者と地域の大人たちをより良い関係で繋ぎなおすことも意図してきました。

当日のシンポジウム会場には学校の先生や生徒達、教育局の職員、パートナー団体、地域の人々を含め、40~50人ほどが集まり、学校保健委員会(SHC)の生徒たちはステージの上でこれまでの活動とその成果を発表するなど、堂々としたスピーチを披露しました。またそのあと、その場でパネラーを募ってのパネルディスカッションでは、客席から教育局の方々も含め、多く質問の手が挙がり、それに答える生徒達からも鋭い意見が飛び出す様子が見られました。

続きを読む

まだまだ寒い日が続くエルサレムですが、最近は雨の日が少なく、昼間に明るい日差しが入ってくるようになりました。しかし政治状況は明るい兆しが見えません。パレスチナでは米トランプ政権が1月28日に発表した中東和平案への抗議が続いており、それに伴う悲劇も起こっています。

2月6日だけを見ても、ジェニンでは19歳のパレスチナ人が双方の衝突の結果、イスラエル兵に殺され、パレスチナ警察を含む7人が負傷しました。エルサレムでは同じく深夜に、レストランや店が多く立ち並ぶ人々に人気のスポットで、パレスチナ人の運転する車での攻撃があり、12人の兵士が負傷しています。そのうち20歳の青年1名が意識不明の重体となりました。

米トランプ政権の和平案は、下記のように国際社会からも非難を浴びています。

  • 2月1日、アラブ連盟は「パレスチナ人の最低限の権利や願望を満たしておらず、不公平」として、米国との協力を拒否する旨を表明。(時事通信)
  • 2月4日、EUは「国際的な合意から逸脱している」として反対の立場を表明。(時事通信)
  • 2月4日、国連安保理は中東和平案を巡る決議草案で、ヨルダン川西岸のユダヤ人入植地を併合するイスラエルの計画を非難。(ロイター)

この混乱の中で、JVCもメンバーの一員であるAIDA(国際開発機関協会:占領下のパレスチナで活動する70以上の国際NGOの調整機関)は、下記の声明を発表しました。下記に全文を紹介させていただきます。

続きを読む

団体案内
JVCの取り組み
11ヵ国での活動
イベント/お知らせ
現地ブログ
あなたにできること
その他
特定非営利活動法人 日本国際ボランティアセンター
〒110-8605 東京都台東区上野5-3-4 クリエイティブOne秋葉原ビル6F 【地図】
TEL:03-3834-2388 FAX:03-3835-0519 E-mail:info@ngo-jvc.net