2015年4月の記事一覧
ガザは、アフリカとアジアと地中海をつなぐ交易地・中継地として、4000年以上の歴史を持ち、今でも様々な遺跡・遺物が発見されています。英国委任統治時代までは、カイロとハイファとベイルートをつなぐ鉄道も、ガザを通っていました。
2014年7月7日~8月26日までの50日間にわたるパレスチナ・ガザ地区へのイスラエルからの軍事行動は、パレスチナ側に、死者2,205人(市民1,483人)、負傷者11,099人の被害を出しました。
戦後、ガザでの失業率は50パーセント近くまで膨れ上がり、一日12時間以上の停電が今も続いています。また、封鎖以降の度重なる攻撃への人々の疲労と絶望が色濃い状況から、引き続き人道支援と問題の抜本的解決が望まれています。
- このブログを書いている人のプロフィール
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山村 順子
パレスチナ現地代表大学時代は南アフリカの構造的暴力をHIV/AIDSを通して研究。課外では日本とコリアの平和構築活動に携わる。2009年に開発と紛争・ガバナンス専攻で修士号取得。3年余り電機メーカー勤務を経て、2012年にパレスチナの分離壁のある村に滞在し、静かにパレスチナ人を蝕む「理不尽が当たり前」の現実に憤ると同時に彼らの人としての強さに魅了される。帰国後にJVCでボランティアをしながら、女性と子供支援に特化したNGOでインターンを経験。2013年から産油国への協力事業(教育・投資促進)に数年携わった後、当団体勤務。主観や偏見をできるだけ取り除き、問題の本質を常に考えることと、多様な価値観を武器とし、皆で知恵を出し合い事業を運営するのが目標。2016年からJVCに参加。
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