2014年5月の記事一覧
歳を取ると時が過ぎるのが早くなる...という誰もが言いそうなセリフが自分にも実感できる日々です。先日3月15日~4月15日まで年度末事業業務と報告のために一時帰国しましたが、再び現地に戻ってきて既に一月近く経ってしまいました。今日は遅ればせながら帰国中にお世話になった方々への御礼とご報告をしたいと思います。
今回は2013年度ガザ事業のメインドナーである国際ボランティア貯金の年度末報告書の作成のために帰国しましたが、その傍らで、同じくガザ事業を支えて下さっている多くの団体、個人の方々へのご挨拶と、ガザの事をより多くの方に知っていただくことを目的に、6回の講演会・報告会を実施しました。3月21日-23日には数年ぶりに関西に出かけ、長年JVCパレスチナ事業をご支援いただいている日本聖公会・大阪教区の大阪聖ヨハネ教会をはじめ、パレスチナ支援を熱心に展開している、パレスチナの平和を考える会、大阪YWCA、また新しくパレスチナに興味を持って下さった南海ルーテル教会のご協力にて3回の講演会を開催させていただきました。合計100人以上の方にご来場いただき、ネット上の動画公開サービスUstreamでは講演会の公開もしていただきました。現地赴任中は日本にいるパレスチナ関係者とお話しする事がなかなか難しいですが、今回は長年パレスチナ問題に関わっている方々と熱心な議論、情報交換を行う事が出来て、私自身多くのインプットがありました。不勉強な自分を反省しつつも、関西で活発に動いているパレスチナ支援ネットワークへの関わりを再構築する機会となり、大変有意義な訪問になりました。
- このブログを書いている人のプロフィール
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山村 順子
パレスチナ現地代表大学時代は南アフリカの構造的暴力をHIV/AIDSを通して研究。課外では日本とコリアの平和構築活動に携わる。2009年に開発と紛争・ガバナンス専攻で修士号取得。3年余り電機メーカー勤務を経て、2012年にパレスチナの分離壁のある村に滞在し、静かにパレスチナ人を蝕む「理不尽が当たり前」の現実に憤ると同時に彼らの人としての強さに魅了される。帰国後にJVCでボランティアをしながら、女性と子供支援に特化したNGOでインターンを経験。2013年から産油国への協力事業(教育・投資促進)に数年携わった後、当団体勤務。主観や偏見をできるだけ取り除き、問題の本質を常に考えることと、多様な価値観を武器とし、皆で知恵を出し合い事業を運営するのが目標。2016年からJVCに参加。
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