2013年9月の記事一覧
こんにちは、パレスチナ事業東京担当の並木です! 今回は私から、パレスチナのお菓子についてご紹介です。
ちょっと前のお話ですが、パレスチナのイスラーム教徒たちは今年7〜8月にイスラームの恒例イベント「ラマダーン」を迎えていました。
ラマダーンとは、アラビア語で「断食月」のこと。新月から次の新月までの一ヶ月、イスラームに帰依する人々は何も口にせずに日中を過ごします。水もだめ、タバコもだめ、コーヒーもだめ。敬虔(けいけん)な人は唾を飲み込むのもだめだと言います。ヘビースモーカーにはかなり厳しそうです...。
もちろん、一日中何も食べないわけではありません。お日様が出ている時間の飲食が許されないので、まだ暗い夜明け前に起きて朝ご飯を食べ、また寝て朝を迎える人たちもいます。この時期にパレスチナでホームステイをすると、朝3時にお母さんに寄って叩き起こされ、眠い目をこすりながらパンを口に押し込むお父さんや子どもたちの姿が見られます。
そして日没後は親戚友人一同が集まってのご馳走(イフタール)です! 噂によると、ラマダーンは一年で最も肉の消費量が多くなる時期なんだとか。
「イフタールにおいでよ!」と招き合って、毎晩美味しい手作り料理に舌鼓を打つ人々を見ると、異教徒でもちょっと一緒に断食したくなってきます。ラマダーンは宗教的な月であるだけでなく、人々の絆を深める時期でもあるのですね。
イスラエルの玄関口ベングリオン空港は、入国審査が厳しいことで知られています。それでも、被占領パレスチナの状況が以前よりも平穏なため、数年前よりは入国審査が楽になり、入国拒否をされる旅行者も減ったようです。
しかし先日も、デンマーク国籍をもつパレスチナ人難民2世が、入国審査で数時間拘束されたうえ、入国拒否でデンマークに送還されたそうです。そして、占領下のパレスチナ人の生活を守るために日々働いている国際人道支援団体の職員も、その例外ではありません。
こんにちは! パレスチナ事業・東京担当の並木です。
普段は東京でのパレスチナ事業サポートを担当している私、先日パレスチナの現地事業を見に、エルサレムへ初出張いたしました! その時のお話を、私からも少しずつ書き綴っていきたいと思います。
さて、パレスチナ事業では以前、ガザの子どもたちへの栄養強化ミルクとビスケットの配給事業を行っていました。