2010年5月の記事一覧
現在ガザ経済を支えているもの、それはエジプトとの境界線にいくつも掘られているトンネルです。イスラエルのガザ封鎖政策によりあまりにも物資の足りない状況下、エジプトからトンネルを経由して商業物資を密輸することで、なんとかガザの人々は生活を補っています。
5月末。ガザのビーチには、たくさんの夏季限定“カフェ”が並び、またサマー・キャンプのテントなども設営されていました。これから、夜遅くまで家族連れが海で泳いだり砂浜で寛いだり、焼きトウモロコシを食べたりと、なんともガザらしい美しい光景が見られる季節です。そして、パレスチナの子どもたちにとっては学年末(もしくは卒業)試験のシーズン。お母さんたちにとってはその子どもたちの試験勉強の“付き添い”で忙しいシーズン。でも、試験のない幼稚園の子どもたちにとっては、いよいよ長い夏休みに入る前の楽しいシーズンです。今日は卒園していく子どもたちの元気な様子をお届けします。
4月下旬、千葉県成田市にある三里塚の農民の方々とお会いし、パレスチナの状況についてお話させていただく機会がありました。関係者の方々がパレスチナを訪れたのは2月のこと。分離壁や検問所、分断された農地などを見て、「三里塚ととっても似ている。ぜひパレスチナを紹介してほしい」との紹介で、帰国時に三里塚を訪れました。
ベツレヘムから検問所を越えてエルサレムに帰ってくると、バスが渋滞にはまり、全く動かなくなりました。理由は明らか。今日は「エルサレムの日」という、ユダヤ人がエルサレムの再統合を祝う日。それを知っていた僕は、西エルサレムでバスを降りて歩き始めました。
今日は、現地でJVCが一緒に活動しているNGO「医療救援協会(MRS)」の医師と保健指導員とともに、エルサレム旧市街の中にある学校へ、健康診断に出かけました。保健指導員が早速、身長体重、そして視力の測定を始めます。