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「ようこそ、パレスチナへ!」:女性グループとボランティア・チーム

パレスチナ現地代表 福田 直美
2010年3月 7日 更新

3月、東京事務所で日々パレスチナ事業を支えてくださっているボランティア・チームのメンバーが4名、エルサレムにやってきました。パレスチナの色々な地域の視察やボランティア活動を行う彼らの滞在中に、私が行いたかったイベントがあります。それは、「難民キャンプのおばちゃんたちとの交流」。

普段、ベツレヘムの難民キャンプの女性たちが手作りした刺繍製品を日本でのイベントなどで販売してくださっているのは、ボランティアのメンバーです。難民の女性たちが作ったこと、女性たちの貴重な収入源になっていること、伝統ドレスの刺繍のデザインを使っていること、刺繍は自然などのモチーフが多いこと、などなど、刺繍製品を購入される方に説明している様子は、もはや「プロ級」の売り子。そんなボランティアさんたちには、どんな女性たちが実際にこの刺繍製品を作っているのか、彼女たちがどんな生活をしていてどんな思いを持って生きているのかを知ってもらいたい、また、そんなボランティアさんたちの日本での頑張りを女性たちに知ってもらいたい。そこで、女性たちに集まってもらい、ボランティアさんたちに日本での活動を紹介してもらう“ミーティング”(という名の、実際半分はパーティー)を行いました。

広報担当・広瀬のプレゼンテーション広報担当・広瀬のプレゼンテーション

まず、東京から出張中の広報担当・広瀬から、オリジナル刺繍製品の開発にご協力くださっているリコー・テクノシステムズ様から女性グループへのビデオ・メッセージが届けられました。社員の皆様一人ひとりが、「このポーチにカードなどを入れています」「お母さんに買いました」などと、刺繍製品を手に女性たちへの温かいメッセージを送ってくださいました。リコー・テクノシステムズ様が商品開発をした「ランチョン・バッグ」は日本でも現地でも売れ筋商品の1つですが、刺繍のデザインや縫製の技術など、新しい工夫に女性たちは試行錯誤を重ねていました。初めて製作した一昨年は、かなりの数の商品が品質の面で厳しいチェックを通ることができなかったのですが、頑張った甲斐あって、去年はチェックをほぼ一発で通ることができたのです。それによって、女性たちの技術や品質向上の意識が上がったことを、現場の私も実感していました。そんな“恩人”からのメッセージを、女性たちは食い入るように見つめていました。
 
その後、ボランティアさんたちが一人ひとり、イベントでの刺繍製品の販売の様子などを写真で紹介しました。普段は「もっと日本で売って!」と私に甘えたことを言っている女性たちですが、若いボランティアさんたちが(それこそ女性たちの息子、娘の世代!)時には交通費も自腹で、パレスチナのために楽しみながら活動をしている様子を初めて見たことは、とてもよい刺激になったようです。何度も、「いつも協力してくれてありがとう」「パレスチナのためにありがとう」とお礼と拍手がありました。こうして日本と繋がることでつけた自信が、女性グループの活動としての次へのステップ、そして日々の生活にも生かされることを願います。

息子の年齢!なボランティア・メンバーの発表息子の年齢!なボランティア・メンバーの発表

プレゼンテーションの後は、広報担当・広瀬が女性たちにインタビューを行い、メッセージを録画したり、女性たちが持ち寄ったお菓子を食べたり、そして最後は男性メンバーを隣の部屋に“締め出し”て、ダンス・パーティーへ!タブラーという太鼓を叩き、体格の良い(パレスチナの伝統衣装がよく似合いそうな、という意味です)おばちゃんたちが結婚式で歌う曲を披露し、ここぞとばかりに踊ります。ボランティアさんたちも私たちも、手を引かれて踊りの輪の中に。若い子たちの踊りを真似しようと、足を豪快に上げるおばちゃんの姿には、おばちゃんたちの女性だけになって踊る時の「はしゃぎっぷり」を過去に何度も見ている私も、口あんぐり状態でした。すっかり楽しみ、ボランティアさんたちとも親交を深めたおばちゃんたちから、最後はやはり、「次の研修旅行は日本ね〜(=日本に連れて行って)」というリクエストが(私に)あったのでした。

私(福田)には常に「リクエスト」の嵐・・・私(福田)には常に「リクエスト」の嵐・・・

「ようこそ、パレスチナへ!」―ボランティア・チームのメンバーの訪問を、お客様ではなく家族のように受け入れた女性たち。彼女たちは、厳しい経済状況の中も子どもたちの勉強や日々の生活を支えるために、刺繍製品の製作を日々頑張っています。国外どころかエルサレムにも出ることも難しい状態ですが、これまででいちばん、女性たちと日本が繋がったと感じる一日でした。

(注):文中に出てくる「女性たち」と「おばちゃんたち」は同一です


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