2008年9月の記事一覧
ガザでの食料不足と価格高騰は、一般の人々の食生活をさらに脅かしています。イスラエルとガザのハマス政権の間に交わされたタハディーヤ(停戦)にも関わらず、ガザへの食料を含むあらゆる物資は制限されたままで、ガザの経済は完全麻痺したまま、8割の人は支援物資に頼る生活をしいられています。
ラマダンも後半に入った9月中旬、JVCが栄養失調児のための栄養食などの支援をしているアルデルインサンのガザ市、ハンユニス市の両栄養センターを訪れました。
JVCは今年、長崎童話館「子どもの平和と生存のための童話館基金」様、故・清原美彌子様のご支援もと、シュアファット難民キャンプの2つのセンターでのサマー・プログラムを支援しました。7月上旬から始まったサマー・プログラムは、8月上旬までに2箇所とも無事終了。多くの子どもたちが、一ヶ月以上毎日のようにサマー・プログラムへと足を運びました(詳しくは、こちらの記事を参照ください⇒「シュアファット・キャンプのサマー・プログラム」、「パレスチナ子どもセンターのサマー・プログラム【1】」、「パレスチナ子どもセンターのサマー・プログラム【2】」)。
パレスチナでは断食の月、ラマダンが始まりました。日の出から日の入りまでは絶飲食です。まだ残暑の残る日の長いこの時期、ラマダンに配慮して、夏時間が通常より1ヶ月早く、ラマダンにあわせて終了しました。夏時間だと7時過ぎの日没が、通常時間だと6時過ぎになります。