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学校健康診断アブディス村

パレスチナ現地代表 小林 和香子
2006年12月 2日 更新

JVCはパレスチナの医療系NGO、パレスチナ医療救援協会が実施する、エルサレム・ラマッラー地域の「壁」により医療サービスを十分に受けられない村への「巡廻医療」活動を支援してきました。

診察を受ける少女診察を受ける少女

そして、この秋から、支援活動の中心を一般を対象とした村への巡廻診療から、子ども達を対象とした「学校健康診断」に移しました。対象地域はエルサレム(「壁」の両側)の約30の小学校と幼稚園で、主に5歳―6歳児が中心です。病院に行くことが困難な子ども達に対して、病気の早期発見と早期治療を目的としています。

今回訪れたのは東エルサレムのアブディス村にある私立女子小学校の付属幼稚園です。アブディスは、もともと東エルサレム中心部のベッドタウンとして機能してきた地域ですが、「壁」と巨大入植地マアレ・アドミムに囲まれ、エルサレム中心部での、雇用や教育、医療サービスなどのあらゆる社会サービスから切り離されつつあるところです。また、アブディスはべサニーとも呼ばれ、エルサレムからベツレヘムの間に位置することから古くからキリスト教徒が住み着いた地域でもあります。今回訪問した学校は1936年にロシア正教会が保育園として設立し、その後キリスト教徒のための寄宿学校となり、1972年に一般に開放した女子学校となったとのことです。現在では、330ほどの生徒が通いますが、その過半数はイスラム教徒とのこと。また、地域で唯一の特別学級を持った学校でもあるとのことです。

今回の学校健診は、ここの幼稚園児5歳児を中心とした約50人が対象。診療内容は身長・体重測定、耳鼻咽喉の診断、聴診器による肺の診断、お腹の触診、手と頭の皮膚の診断がされました。診療を通して、現在の疾病に対して処方箋を出したり、必要に応じて病院への紹介もしますが、急性の疾病よりも慢性的な病気の早期発見を重要視しています。今回の診療では、幸い慢性的な疾病は発見されませんでしたが、ストレスによると思われる円形脱毛症二人、のみが一人見つかりました。パレスチナでは、占領と紛争の影響により、子ども達が精神的なストレスを抱えているケースが多いのに加え、家庭環境が複雑なケースも少なくありません。父親の失業や夫婦の離婚などの問題は、占領と「壁」による地域の封鎖と無関係ではないのです。そして、悲しいことにそのしわ寄せが、子ども達に降りかかってきているのです。


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