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「人間の大地」栄養センターの活動

パレスチナ現地調整員 藤屋 リカ
2006年5月31日 更新
センターに子どもを連れてくる母親たちセンターに子どもを連れてくる母親たち

今回の緊急栄養支援の拠点となっている、子どもの栄養センター「人間の大地」(関連記事No.156)には、毎日60人以上の子どもたちがつれてこられます。多くの子どもたちは栄養失調、貧血症等の問題を抱えています。

待合所の様子待合所の様子

緊急栄養支援では、栄養失調の子どもたちに週3回の栄養食を提供・母親には栄養指導をしています。(関連記事No.157,No.158

正確な身体計測のために、母親は子どもの服を脱がせます。正確な身体計測のために、母親は子どもの服を脱がせます。

体の具合の悪い子どもはこの時に体温を測ったりもします。

体重測定体重測定

看護師による個別相談看護師による個別相談

センターでは、子どもたちは栄養失調の程度に応じて、1−2週間に1回、身体計測を受け、看護師は母親に個別相談・指導をします。貧血症の子どもは月に1回、血液検査を受けます。

医師は、手振り身振りを交えてわかりやすく母親に説明していました。医師は、手振り身振りを交えてわかりやすく母親に説明していました。

また、子どもたちは症状に応じて、2週から1ヶ月に1回、医師の診察も受けます。

母乳相談室の様子母乳相談室の様子

栄養食は6ヶ月以上の子どもが対象で、6ヶ月以下の子どもたちは母乳が重要な栄養源です。センターには母乳相談室があり、母親は実地指導を受け母乳の大切さを学びます。これはセンターの重要な活動です。
 今回のガザ緊急栄養支援では特にニーズが高くなっていた子どもの栄養食の提供と栄養指導を活動内容ですが、「人間の大地」のセンターでは。栄養を軸に総合的に子どもたちの健康問題に取り組んでいます。

現地便り(関連記事No.157,No.158)を読まれた方から、「子どもたちはかわいい格好をしていますね」との声がありました。センターに来るのは子どもと母親にとっては、「お出かけ」で、厳しい経済状況ですが、母親は子どもに一番のおしゃれをさせて連れてくるようです。
 家に十分な食べ物が無く、子どもが栄養になって最も辛い思いをしているのは、母親だと思います。大家族で家事を切り盛りする母親は、忙しい中子どもを連れてやってきます。子どもたちのかわいい様子は、母親の子どもへの精一杯の愛情の表れなのでしょう。まだそれだけの余裕が母親の心のどこかにあることが、救いのようにも感じられます。


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