2005年9月の記事一覧
リハムちゃんは6歳。8人兄弟の下から2番目です。今年の5月末、ラファ市のタル・スルタン地区にあるパレスチナ女性連合の幼稚園を卒園し、9月から小学校に通い始めました。リハムちゃんはこの幼稚園に2年間通いました。
この「子どもの栄養改善事業」では、国際NGOや現地NGO等と協力し、ガザ地区の幼稚園の子どもたちを対象に、ヨルダン川西岸地区のナブルスで生産された牛乳と、同地区のラマッラで生産された鉄分・ビタミン等を強化した高栄養ビスケットの補助食を提供しています。この事業では、食料の提供とともに、健康や栄養についての教育や幼稚園での健康教育の方法を作り上げていく協力をすることによる栄養改善も目指しています。また、この教育は幼稚園の先生、子どもたち、お母さんたちの中に残っていくものになることを願っています。
この子どもの栄養改善事業では、国際NGOや現地NGO等と協力し、ガザ地区の幼稚園の子どもたちを対象に、ヨルダン川西岸地区のナブルスで生産された牛乳と同地区のラマッラで生産された鉄分・ビタミン等を強化した高栄養ビスケットの補助食を提供しています。この事業の特徴の一つは、地元の生産物を使うことにあり、子どもたちへの栄養支援が酪農家や工場で働く人々の収入につながっているのです。