2004年10月の記事一覧
9月28日から続いているイスラエル軍のガザ北部への侵攻は、パレスチナ側からのカッサムロケット弾でイスラエル人の子ども2人が死亡したことの報復であると報道されました。しかし、既にその事件が起きる16時間前に100台もの戦車がガザに入っており、イスラエル軍の侵攻は始まっていました。また、ユダヤ教のお祭りが影響しての厳戒態勢の中、ガザ入りの許可を持つ人道支援に関わる国際NGOのスタッフは、9月24日以降ガザへの出入りが許可されなくなっていました。10月5日午前の時点で、パレスチナ保健省の把握する死傷者(パレスチナ側)は、死者84人(うち子ども34人)、負傷者321人(うち130人が子ども)で、死傷者の数は2000年9月28日の第2次インティファーダ勃発以来、最悪の事態になっています。