今回のイスラエル軍のガザ地区北部の侵攻で被害を受けたジャバリヤの幼稚園ですが、10月23日土曜日から再開しました。

先生たちが大掃除をして割れたガラスを片付け、まだ窓ガラスは入っていないものの、とりあえず安全に通える状態にまでなりました。ガザはここ1週間は日中は真夏並みに暑いので、ガラスがなくてもとりあえず子どもたちが風邪をひくようなことはありません。
27日に幼稚園を訪れました。園児54人のうち4人は欠席でしたが、ほとんどの子ども達は幼稚園に戻ってきていました。先生方は、子ども達はいつもといっしょで元気だ、といわれましたが、一部の子どもたちの表情が心なしか暗く固かったのが気になりました。牛乳の時間になると、チョコレート、バナナ、イチゴと好きな味に飛びついてくる様子を見ると少々安心しました。

JVCが今回緊急に支援することになった、破壊された窓ガラスと窓枠の工事の見積もりが終わり、27日の午後から工事が始まりました。何とか寒くなるまでにとりあえず窓だけは修理できそうです。
この活動への寄付を受け付けています!
今、日本全国で約2,000人の方がマンスリー募金でご協力くださっています。月500円からの支援に、ぜひご参加ください。
郵便局に備え付けの振込用紙をご利用ください。
口座番号: 00190-9-27495
加入者名: JVC東京事務所
※振込用紙の通信欄に、支援したい活動名や国名をお書きください(「カンボジアの支援」など)。
※手数料のご負担をお願いしております。
JVCは認定NPO法人です。ご寄付により控除を受けられます(1万円の募金で3,200円が還付されます)。所得税控除に加え、東京・神奈川の方は住民税の控除も。詳しくはこちらをご覧ください。
遺産/遺贈寄付も受け付けています。詳しくはこちらのページをご覧ください。
- この記事を書いた人のプロフィール
-
藤屋 リカ
パレスチナ現地調整員広島市での保健所勤務、他NGO勤務を経て、JVCパレスチナ母子保健プロジェクトに現地派遣員として参加。その後、医療調整員として現地で緊急医療支援に携わる。2006年春より現職。 海外で医療関係の仕事がしたいと願い、看護師・保健師の資格を取った。そのなかでNGOの活動を知る。問題意識を持ちながら、人々と共に学びながら働ける機会あるいは生き方として、NGOに関わり続けていきたい。
- 最新記事一覧
- 取材中のパレスチナ人ジャーナリストが銃撃されました
(アドボカシー)(2022年5月14日更新) - 世界保健デーによせて
(ガザ・栄養改善支援)(2021年4月 7日更新) - JVCパレスチナ駐在日記をブログサービス「note」にて綴っていきます!
(スタッフの日常)(2021年3月 5日更新) - 共同声明「国連機関と国際NGOはパレスチナ人オリーブ収穫者の保護を呼びかける」
(2020年12月24日更新) - ガザのクラウドファンディングのご報告と御礼
(2020年11月19日更新) - パレスチナ・ガザ地区でお母さんと子どもたちの健康を守りたい!
(2020年9月29日更新) - AIDA声明「ガザ地区に必要とされる継続的支援」
(2020年9月16日更新) - AIDA声明「イスラエルによるヨルダン川西岸地区併合を阻止する行動を取るよう国際社会に求める」
(2020年6月11日更新) - 「コロナ差別」をパレスチナの思い出にしたくない【後編】
(2020年4月10日更新) - 「コロナ差別」をパレスチナの思い出にしたくない【前編】
(2020年4月10日更新)
- 取材中のパレスチナ人ジャーナリストが銃撃されました
- パレスチナに関わるには?