2004年10月の記事一覧
今回のイスラエル軍のガザ地区北部の侵攻で被害を受けたジャバリヤの幼稚園ですが、10月23日土曜日から再開しました。
9月28日から続いているイスラエル軍のガザ北部への侵攻は、パレスチナ側からのカッサムロケット弾でイスラエル人の子ども2人が死亡したことの報復であると報道されました。しかし、既にその事件が起きる16時間前に100台もの戦車がガザに入っており、イスラエル軍の侵攻は始まっていました。また、ユダヤ教のお祭りが影響しての厳戒態勢の中、ガザ入りの許可を持つ人道支援に関わる国際NGOのスタッフは、9月24日以降ガザへの出入りが許可されなくなっていました。10月5日午前の時点で、パレスチナ保健省の把握する死傷者(パレスチナ側)は、死者84人(うち子ども34人)、負傷者321人(うち130人が子ども)で、死傷者の数は2000年9月28日の第2次インティファーダ勃発以来、最悪の事態になっています。
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山村 順子
パレスチナ現地代表大学時代は南アフリカの構造的暴力をHIV/AIDSを通して研究。課外では日本とコリアの平和構築活動に携わる。2009年に開発と紛争・ガバナンス専攻で修士号取得。3年余り電機メーカー勤務を経て、2012年にパレスチナの分離壁のある村に滞在し、静かにパレスチナ人を蝕む「理不尽が当たり前」の現実に憤ると同時に彼らの人としての強さに魅了される。帰国後にJVCでボランティアをしながら、女性と子供支援に特化したNGOでインターンを経験。2013年から産油国への協力事業(教育・投資促進)に数年携わった後、当団体勤務。主観や偏見をできるだけ取り除き、問題の本質を常に考えることと、多様な価値観を武器とし、皆で知恵を出し合い事業を運営するのが目標。2016年からJVCに参加。
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