9月24日、ベイト・ジブリン難民キャンプのハンダラ文化センターのダンスチームが、オリジナルのダンスショーをベツレヘム南部の町アル・ハデラで披露しました。この日は、1週間にわたる秋の収穫祭の最終日で、ダンスショーはお祭りを締めくくる大事なイベントです。演目は全部で10曲。約1時間のショーです。約20名のダンスチームは、舞台一杯に踊りを披露してくれました。

ハンダラ文化センターのダンスチームは、この日のために何週間も放課後に練習をしてきました。特に最後の1週間は毎晩夜中近くまで猛特訓です。彼らのダンスは「ダプカ」と呼ばれる伝統的フォークダンスを基礎にしていますが、自分達で考えたテーマと自分達で選んだ音楽に合わせてオリジナルな振付で踊ります。テーマはパレスチナの人々の苦難の歴史を表現しています。
素晴らしいダンスショーはスタンディング・オベーションを受けました。いつまでも拍手は鳴り止みません。キャンプの関係者として気になるのは、他のチームと比べてどうなのかです。ベツレヘムには他のキャンプや団体もダンスチームを持っていて、良い意味で競いあってます。会場の係の人に感想を聞いてみました。
「今までいろんなダンスチームの公演を見たけど、一番良かったよ」とのこと。やったね。
ハンダラ文化センターのダンスチームは、着々と実力をつけてきています。公演の依頼も増えてきたようです。今年の夏、初めての海外公演をイタリアで行いました。多くの子ども達にとって初めての海外です。そして夢はさらに広がります。いつの日か日本でも公演したい。彼らの夢が近い将来実現できるよう私達は支援を続けていきます。
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